「至急やってくれ!」何と言い換える? できる人が絶対やらない部下の動かし方

ビジネス

更新日:2017/1/12

 「部下育成」で絶大な信頼と支持を集めるセミナー講師が、そのノウハウを初公開した『できる人が絶対やらない部下の動かし方』が2016年12月27日(火)に発売された。

 部下への指示の仕方ひとつで、気持ちよく動いてもらえることもあれば、うまくいかないこともある。「部下の考えていることがわからない」「価値観が合わない」「やる気ない部下に困り果てている」「パワハラ扱いされていないだろうか」など、日頃からこうした悩みを抱えている人はいないだろうか。

 部下への指示の仕方によって、人間関係そのものを良くすることもあれば、悪くすることもある。部下と接するときには、相手の状況や気持ちを理解し、それを踏まえたやり方をすることが大事なのだ。同書では、気持ちよく仕事ができるようになる「部下の動かし方」を、NGなやり方とOKなやり方で対比しながら具体的に解説している。

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 例えば、「~しろ」と言わないと動けない部下がいるとしよう。その時、つい「もっと自分で考えて行動しろ!」と怒鳴りつけてしまってはいないだろうか。これはNGワード。この場合は「~や~というやり方があるけど、どうしたらいいと思う?」と話しかけるのがベスト。情報をただ押し付けるのではなく選択肢を与えることで、「これがやりたい」と部下も主体的に動くきっかけとなる。

 その他にも、部下に言ってはいけない言葉はたくさんある。ここでは、その一部を紹介。普段、部下に対して言っていないか確認してみよう。

<このワードはNG! 部下の正しい動かし方>
×「なぜやってないんだ!」→ ○「進捗を確認しようか」
×「至急やってくれ!」→ ◯「急ぎなんだけど力を貸してくれないか」
×「言いわけするな!」→ ◯「次にやるとしたらどう変える?」
×「何回言ったらわかるんだ!」→ ◯「理解の度合いを確認してみよう」
×「もっと発言してくれ!」→ ◯「あの意見は同感だから言ってみて」

 ◯と×を見れば分かるように、ポイントは“行動レベルで伝えること”にある。同書では、仕事上のさまざまなシーンで、何がOKで何がNGかを具体的に提示。仕事の効率が上がることはもちろん、部下との誤解やすれ違いがなくなり、毎日の仕事が楽しくなることだろう。

※掲載内容は変更になる場合があります。