極度のあがり症だったアナウンサーが発見した“うまく伝えられる簡単なコツ”

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公開日:2017/1/31

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    『あがってうまく話せない人でも大丈夫 10秒で伝わる話し方』(荒木真理子/日本実業出版社)

 気象キャスター・荒木真理子が話し方のコツを教える『あがってうまく話せない人でも大丈夫 10秒で伝わる話し方』が、2017年1月28日(土)に発売された。

 「うまく話せない」「あがり症だ」「しどろもどろになる」…。このように悩む人は、まずは10秒だけ話す練習をすることで改善できる。アナウンサーである荒木は極度のあがり症だったものの、10秒ずつ話すことでうまく話せ、相手にもしっかりと伝わることに気づいたという。

 荒木はその後テレビニュースのお天気コーナーという、短い時間で伝える場で技術を極め、高視聴率を定着させるまでになった。同書には、あがってしまう人でも今日から実践できる50のコツがやさしく分かりやすく紹介されている。

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 人は誰でも何かを「話す」となると構えてしまうが、「10秒」に限定すればどうだろうか。エレベーターで乗り合わせた上司に、面接での最後の一言、合コンの自己PRタイムなど、ビジネスでもプライベートでも、たった10秒の話し方が大きな武器に変わる。

 まずは「10秒の話し方」からはじめ、次第に「10秒+10秒+……」と伸ばしていく方法で、話すことに対する抵抗感、緊張感をなくすことができるようになる。これをくり返す内に、3分のスピーチ、30分のプレゼンもうまくできるようになっているはずだ。

 苦手な場面でも緊張せず、しっかり伝えることができるようになる方法が満載の同書で、人に伝わる話し方を身に着けよう。

荒木真理子(あらき・まりこ)
気象キャスター。埼玉県生まれ。慶應義塾大学商学部卒業。300倍の難関を突破して、宮城テレビ(日本テレビ系列)にアナウンサーとして入社するも、極度のあがり症・早口で、放送中に恥をかき続ける毎日をすごす。報道番組を担当するなかで、ある偶然から「10秒伝達術」を編み出し、そのスキルを特化させることであがり症を克服することに成功。その後、取得した気象予報士の資格を生かし、テレビ朝日報道局ウェザーセンターの気象予報士に転身。レギュラー出演していた「ANNスーパーJチャンネル」では、必要な情報を徹底的に分析し、かぎられた時間内でわかりやすく伝える姿勢が視聴者に支持され、番組創設17年の歴史のなかで最高視聴率を打ち出す。さらに「報道ステーション」では、防災・災害報道の気象解説委員として活躍。気象予報士として勤務する傍ら、テレビ朝日新人アナウンサーへの「話し方」の指導にも携わっている。

※掲載内容は変更になる場合があります。