世界の「美しい」「かわいい」「スゴイ」駅! 歴史を感じるクラシックな駅、雲を見下ろす絶景の駅…
公開日:2017/2/4
クラシックな駅から絶景駅まで、世界各国の旅情あふれる107の鉄道駅を収録した写真集『新・世界の駅』が2017年2月9日(木)に発売される。
前衛的な建築の巨大ターミナル駅、世界遺産に登録されている歴史のある駅、小さなかわいいローカル線の駅、山の頂に建つ絶景の駅…。「美しい」から「かわいい」「スゴイ」まで。同書は、世界中の魅力ある鉄道駅の外観・内観を集めた写真集だ。
ポルトガルにあるサン・ベント駅は、1916年開業の歴史ある駅で、新古典主義様式の駅舎が特徴。建物に足を踏み入れてみると、白地に青の塗装で色付けした2万枚ものタイルを使ってポルトガルの歴史を描いた装飾を見ることができる。
次はモロッコの首都、ラバトにある1923年開業のラバト・ヴィル駅。近代的なプラットホームに滑り込んできた列車と、伝統的なイスラム建築を思わせる風景が混在した味わい深い風景が印象的だ。
アメリカ・ニューヨークにあるグランド・セントラル駅は、ドラマや映画でも幾度となく登場している有名な撮影地。荘厳な駅舎に見覚えのある人も多いのではないだろうか。駅舎は、ボザール様式で建材に大理石が用いられている。取り壊しの危機を乗り越え、歴史的建造物に指定された。
イタリアにあるAVメディオバダーナ駅は、2013年開業の新しい駅だ。直線が組み合わさって大きな曲線を構成する斬新な外観が特徴。レッジョ・エミリア北部の再開発の一環として、サンティアゴ・カラトラバによって設計された。ミラノ~ボローニャを結ぶ高速列車などが発着する。
鉄道好き、写真好きだけでなく、駅舎を通してその国・土地の建築様式、文化、風土といったことも楽しめるのが鉄道写真集の魅力の一つ。同書に収められた世界の素敵な駅の写真の数々で、世界中を旅しているような気分をぜひ味わってほしい。
※掲載内容は変更になる場合があります。