『ビブリア古書堂の事件手帖』ついに完結! さらに実写&アニメ映画化決定で反響続々

マンガ

公開日:2017/2/19

    img01

 大人気ビブリオミステリ『ビブリア古書堂の事件手帖』が実写&アニメで映画化されることが決定。さらに、前作から2年ぶりのシリーズ完結となる最新第7巻『ビブリア古書堂の事件手帖7 ~栞子さんと果てない舞台~』が2017年2月25日(土)に発売される。この知らせにファンは「ビブリア古書堂の情報が一気にきすぎて大パニック! でもようやくのアニメ化だ!」「完結編は正直さみしいけど、楽しみがたくさんできた!」と大騒ぎのようだ。

 同作は、鎌倉の古書店「ビブリア古書堂」のうら若き美貌の店主・篠川栞子と、本が読めない無骨な青年・五浦大輔が、奇妙な客が持ち込む古書の謎と秘密を解き明かしていくビブリオ(読書)ミステリ。

 2011年3月に第1巻が発売された同作は、本の雑誌が選ぶ2011年度文庫ベストテン第1位、本の雑誌が選ぶ「この40年間の書籍ベスト」の第1位など多くの支持を集め、剛力彩芽主演でドラマ化もされた。

advertisement

 同作の魅力は、何といっても実在の本に関わる上質なミステリー要素だ。夏目漱石の『それから』や太宰治『晩年』など、多くの人に馴染み深い名作の数々が登場。ドラマ化された際には「この機会に夏目漱石読んでみようかな…」「いつもなら絶対に手を伸ばさない論理学の本読んでみようって思ったからこの作品はすごい」と大きな反響を集め、登場した本が次々と売り上げを伸ばすという現象まで起こった。

 完結となる第7巻では、劇作家シェイクスピアにまつわる古書について物語が展開。古書をとりまく多くの謎と、栞子の祖父が張り巡らせた巧妙な罠。栞子の本への深い知識と推理により明らかになる真実とは――。

 完結ということで悲しみの声も聞こえてくる同作だが、「実写ももちろんだけど初のアニメ化は本当に楽しみ」「アニメでどんな世界が描かれるのか気になる」と、特に初めてとなるアニメ化を楽しみにしているファンが多いよう。さらに、著者・三上延による番外編の執筆も決まっているとのこと。まだまだ、同作のビブリオミステリは読者を楽しませてくれそうだ。
◆『ビブリア古書堂の事件手帖』公式サイトhttp://biblia.jp/index.html

    img02
    『ビブリア古書堂の事件手帖7 ~栞子さんと果てない舞台~』(三上延/KADOKAWA)