京大生が「カレー」をひたすら本気で突き詰めたら…

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公開日:2017/3/25

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    『京大カレー部 スパイス活動』(石崎楓/世界文化社)

 京大生が本気でカレーを突き詰めた4年間の軌跡をまとめた『京大カレー部 スパイス活動』が、2017年3月17日(金)に発売された。

 同書の著者は、京大カレー部4代目部長・石崎楓(※崎は正しくは「たちさき」)。日本最高峰の頭脳を駆使してカレーレシピを考案し、日本各地のイベントに出店しカレーで街おこしまで行うほど、京大カレー部のカレーへの愛はすさまじい。

 石﨑が所属する京大カレー部は、2010年に京都大学総合人間学部で発足された。日本全国を舞台に、各種イベントでスパイスから作る創作カレーを制作・販売している。同部が掲げる「カレーについての7つの悟り」を見てみよう。

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1. カレーは、いろいろ混ぜれば何とかなる。
2. カレーには、酸味・旨味・包容力が必要である。
3. カレーは、アソビゴコロ。
4. カレーは、攻めてなんぼ。
5. カレーは、季節感。出会い。ドラマ。
6. カレーは「ドラゴンボール」戦法。
7. CURRY IS LOVE。

 因みに座右の銘は「カレーは愛。愛こそカレー。それがジャスティス」だそうだ。さらに同書では、京都周辺の観光客にまだ知られていない“おいしい個性豊かなカレー屋”を紹介している。京大のカレー部のカレー愛が炸裂した1冊を楽しんでみては?

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石﨑楓
1994年生まれ。富山県南砺市出身。カレー研究家。京都大学カレー部4代目部長。京都大学文学部地理学専修在籍中。部員を連れて日本各地の野山を回り、その土地の食材で作ったカレーをイベントで販売。長期休みには東南アジアや日本の農村に滞在し、食と農を体験する。富山県での半年間の農場研修の後、インド各地の農村に滞在し、その土地の自然と人の関係を体感。南インドの小規模農家によるスパイス栽培システムに関心がある。

※掲載内容は変更になる場合があります。