睡眠学会の第一人者が必ず眠れる画期的な方法を教えてくれる『必ず眠れるとっておきの秘訣！ 最新の睡眠科学が証明する～今までの睡眠本では眠れない人へ』が2017年5月20日（土）に発売された。

　そもそも、人はなぜ眠らなければならないのか。そのとき脳では何が起きているのか。同書で扱われるのは、人が生きる上で不可欠な“睡眠”の謎。将来のノーベル賞候補と言われる著者が、眠りにまつわる不思議な生理現象や症例を通して、脳科学の知見から謎を解き明かしていく。

　1章で取り上げられるのは、巷に溢れている「睡眠神話」。「睡眠は90分周期」「ノンレム睡眠とレム睡眠は深い眠りと浅い眠り」「睡眠にはゴールデンタイムがある」といった、世間で信じられている考え方について論じている。

　また、2章ではそもそも人はなぜ眠るのかを解説し、3章ではノンレム睡眠やレム睡眠、睡眠をつくりだすシステムと覚醒をつくりだすシステムなど、眠りの仕組みについても紹介。続けて4章では「より良い睡眠をとるためのTIPS」が掲載されていて、「眠りにこだわりを持たない」「寝室を眠ること以外に使わない」「15分眠れなかったら居間に戻る」「必要以上に早く寝ようとしない」「昼寝の理想は20分」といった今日から使える知識が満載だ。

　5章では「睡眠薬を飲む前に知ってほしいこと」と題して、睡眠薬の仕組みや睡眠薬を使っている人へのアドバイスを掲載。最後の6章では「忙しくて寝る時間が取れないときには？」「ショートスリーパーになれる？」「徹夜明けはどう過ごすべき？」「二度寝は良くない？」「寝酒で眠れるようになる？」「手足が冷たくて眠れないときには？」といった、誰もが気になる“眠りの疑問”に答えてくれる。

　必ず眠れるとっておきの方法がわかりやすく説明されている同書。今までの睡眠法、睡眠本があまり役に立たなかったという人にとってはまさに必読なので、ぜひ手に取ってみてほしい。

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