英語習得の最短ルートは「3語の英語で」! 会話やメールで「伝わる英語」にするコツ
公開日:2017/4/12
「英語を話せるようになろう!」。そう決意しては挫折すること幾度か…いまだに満足に英語が話せない。そんな人に朗報だ。これまでにない、画期的な英語習得法が現れた。
『会話もメールも 英語は3語で伝わります』(中山 裕木子/ダイヤモンド社)いわく、日本人の英語はとにかく「長く」「難しい」。そして、学校でしっかりと教え込まれるためか「be動詞」を使う癖が染み付いてしまっていて、それが英語習得のハードルを上げてしまっている、という。
例えば、あなたなら次の文を、どう英語にするか。
真面目なあなたは、もしかしたら、次のように英語にしていくかもしれない。
「私の仕事」は My job …。
「英語講師」は English teacher …。
そうそう、冠詞の an をつけて an English teacher …。
「~です」には be 動詞の is を使って…。↓
My job is an English teacher.(完成!)
これは、教科書どおりの解で、もちろん正しい。
しかし、本書は、英語が苦手な人には、次のような英語にすることを勧めている。
I teach English.
これは、訳すと「私は英語を教えています」だが、意味は「私の仕事は英語講師です」と変わらない。この文の特長は、複雑な文をやめて、主語+動詞+目的語の“3語”で文を組み立てる、ということ。本書によると、複雑に見える内容でも、主語+動詞+目的語の3語で短く、明快に伝えることができるという。
I am an editor of books.
(書籍の編集者です)なら
I edit books.
(書籍の編集をしています)
I am making a plan for new products.
(私は新製品の企画を行っています)なら
I plan new products.
(私は新製品を企画しています)
X company made an approach to Y company.
(X社はY社に話を持ちかけた)なら
X company approached Y company.
(X社はY社に話を持ちかけた)
となる。
3語で英語を組み立てるためには、主語を「人・モノ・動作・This(直前に伝えた「このこと」)」から選ぶ、動詞は1語だけで具体的に何をするのかがわかるもの(do…する・perform…行う・make…作る、などではなく、visit…訪れる・shift…移す・approach…持ちかける、など)を使う、といったテクニックが必要だが、興味がある人は本書に当たってもらいたい。
文=ルートつつみ