書籍にとどまらず、映画、コミック、アニメと広くメディアミックス化され、ファンを魅了しつづける京極夏彦の人気シリーズ「百鬼夜行」。戦後の東京を舞台に、「京極堂」こと中禅寺秋彦が憑き物落としで事件を解決していく様が、小説家・関口の視点で語られていく。京極夏彦のデビュー作でもある『姑獲鳥の夏』(講談社)刊行以来、多くの読書家を夢中にさせている人気作だ。
その「百鬼夜行」の世界を、Founder(創設者)京極夏彦の公認のもと「シェアード・ワールド」したものが『薔薇十字叢書』だ。2015年に気鋭の作家たちが作り出した七冊(講談社、KADOKAWA)の新しい「百鬼夜行」につづき、いよいよ第二期の刊行が決定した。第二期も完全新作の書き下ろしで、2017年4月から順次刊行される。執筆陣には第一期でも好評だった佐々木禎子、愁堂れなに加え、和智正喜が新たに加わった。
翌月5月には愁堂れなの『縊鬼の囀』、和智正喜の『蜃の楼』が刊行される。
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ファンの方は原作では描かれない「百鬼夜行」の世界を。原作未読の方もぜひこの機会に「百鬼夜行」の世界に触れてみてほしい。この世界は、まだまだ広がりそうだ。
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