「『迷ったときは黒い服』と思う人はおしゃれになれない」パリが教えてくれた、“ボン・シック=趣味の良い”暮らしのアイデア
公開日:2017/4/29
79歳のパリジェンヌのおしゃれと暮らしのアイデアが満載のエッセイ、『パリが教えてくれたボン・シックな毎日』が2017年4月27日(木)に発売された。
著者の弓・シャローは、曽祖父が男爵にして東京慈恵会医科大学を創立した医者という日本の名家に生まれ、1966年に渡仏。パリでデザイナーとして活動する一方、プライベートでは31歳でフランス人航空エンジニアと結婚し1人息子をもうけた。イラストレーター、スタイリスト、ジャーナリストとしても活躍したが、2004年を自らの定年と定めてすべての仕事から引退。そんな著者が、在仏51年に及ぶ本物の「ボン・シック」(=趣味のよい)なおしゃれと暮らしを公開する。
「似合うに勝るおしゃれなし」という精神がフランスマダムにはあるという。例えば「『迷ったときは黒い服』と思う人はおしゃれになれない」と著者は語り、最強の若見せアイテムとして、ボーダーとダンガリーを挙げる。
同書ではフランスにおける“食”のスタイルや美容法も紹介。「炭水化物は朝3分の2、昼半分、夜は普通に」「夜用クリームにはぜいたくをする」「二重まぶたテープと眉のアートメイクは試してみて損はない!」といったアドバイスも。
更年期障害をフランス女性はどう乗り越えているのか。また40代、50代、60代、そして70代でやっておくといいことなど、いくつになっても素敵にセンスよく暮らすヒントが満載の同書。ぜひこれからの「人生の指標」の参考にしてほしい。
弓・シャロー(YUMI CHARRAUT)
1938年、東京麻布・鳥居坂に生まれる。曽祖父は男爵で東京慈恵会医科大学を創立した医者。祖父は同じく男爵で学長の外科医。父は建築家。祖母は有島武郎・生馬の妹で、里見弴の姉。学業の傍ら、ファッションイラストを雑誌に掲載するほか、婦人服や子ども服、ニットデザインなども手掛ける。「プチバトー」等のデザイナーや『an・an』など女性誌のイラストレーター、スタイリスト、ジャーナリストとしても活躍。東京ブラウスより、自身のブランド「カランドリエ」を発足、ヴァンドーム・ヤマダのジュエリーブランド「V de B」のデザインディレクターとして活躍した。現在は絵画やアクセサリーなどの創作活動にも意欲的に取り組み、東京で開催した2度の個展での作品はすべて完売。また、夫とともに様々な国への旅を満喫し、「毎日を楽しく元気に暮らす」をモットーに暮らしている。
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