創刊30年を迎える雑誌『レタスクラブ』が、今日発売の2017年5月号より月刊化！

　記念すべき月刊化第1号は、すぐに使えるレシピはもちろん、美容やお金、収納術など、ライフスタイル全般にわたって盛りだくさんな内容になっています。

　さらに、人気漫画家18名の描き下ろしによるコミックエッセイ集『別レ』や、「1か月分の献立カレンダーBOOK」、スヌーピーの仲間たちのイラストを描けるようになる「ピーナッツお絵描きブック」と、付録も超豪華！　これまで『レタスクラブ』を愛読してきた読者にも、今回のリニューアルを機に『レタスクラブ』デビューを目論む読者も、大満足の内容です。

advertisement

「包丁で切らない」「冷凍食材は賢く使う」これまでのレタスクラブのイメージを覆すレシピが多数

　何度か『レタスクラブ』を読んできた筆者は、いったいどんな部分がリニューアルされたのかワクワクしながらページをめくりました。すると目に飛び込んできたのは「へとへとの日みんな何作ってる？」という巻頭企画。

　これまでも、手間をかけないレシピが誌面に取り上げられる割合は少しずつ多くなってきているように感じていましたが、やっぱりレタスクラブはていねいに家事をする主婦向けというイメージ。

　それが、ただ「ラクチン」とか「時短」ではなく、「へとへとのとき」に作るという切り口でレシピを紹介するのは、ちょっとすごいことだと思います。だって、仕事も家事も育児も、すべてを一生懸命にこなす女性たちの「へとへと」って、本当の本当に「へとへと」なはず。

　だから「買い物をしなくていい」「包丁で切らなくていい」「火を使わなくていい」など、やりたくないことを軸にしたり、カット野菜やシーフードミックスといった市販の冷凍食材を活用したり。料理雑誌としてはご法度なのでは？ と思うような特集がたくさん。でもだからこそ、毎日せわしない日々を送っている女性たちの、大きな共感を呼ぶのではないでしょうか。

「頑張り過ぎなくていいんだよ」という編集部からのメッセージがひしひしと伝わってくるような気がしました。

リアルで等身大な情報がたっぷり。「そうそう、それが知りたかった！」

　また。リニューアルした『レタスクラブ』には、レシピのほかにも、生活に役立つ情報が盛りだくさん。狭いスペースでもスッキリ暮らせる収納術や、美しい姿勢を実現するためのエクササイズ方法、家計や教育費住宅ローンについて、今と昔を比べてわかりやすく解説したお金の話など、「そうそう、それが知りたかった！」と思えるリアルで等身大な特集がズラリと並んでいます。

　ほかにも、「セックスレス」や「離婚」をテーマにしたコミックエッセイや、イケメン声優・増田俊樹さんによる「君に聞かせるSTORY」、作家・桜木紫乃さんやキャリアカウンセラーの小島貴子さんをはじめとする4人の回答者が読者のリアルな相談に答える「女は続くよどこまでも」などなど、多種多彩な連載陣にも大注目です！

　『レタスクラブ』は、今回の月刊化とリニューアルを通して、「料理雑誌」や「余裕のある主婦向け」というイメージを完全に脱却。多くの女性のリアルな生活に寄り添う、本当の味方になってくれたように感じました。

3大付録は超豪華！　イチオシは「ピーナッツお絵描きブック」

　さらに今回は、超豪華『別レ』「1か月分の献立カレンダーBOOK」「ピーナッツお絵描きブック」という3大付録つき！

　今回の『別レ』のテーマは「私の日々、あれこれ」。『独身OLのすべて』が大人気のまずりんさんや、『逃げ恥』作者の海野つなみさんをはじめとする18人の人気作家が自身の生活を描き下ろしたエッセイが収録されています。

　また、「1か月分の献立カレンダーBOOK」は、材料3つ、3ステップでできるレシピが1か月分掲載されていて、とっても便利。しかも買うべき食材まで指定してくれるので「今日の夕飯何作ろう……」「今週の献立どうしよう……」といった悩みを解消してくれそうです。

　そして、3大付録のなかで筆者が一番心奪われたのが「ピーナッツお絵描きブック」。もはや『レタスクラブ』の顔ともいえるピーナッツですが、今回は、スヌーピーやチャーリー・ブラウン、ウッドストックといったおなじみのキャラクターたちを上手に描く方法が掲載されたお絵描きブックとして登場しています。

　基本の図形の描き方から、下描きの方法、細かいポイントまで詳しく載っているので、これまでイラストを描いた経験があまりない人でも、すぐにコツをつかむことができそうです。

　実際、絵にはまったく自信のない筆者が、このお絵描きブックに従ってスヌーピーを描いてみました。さっそくちょっとしたメモや手紙に添えてみたくなりました。

『レタスクラブ』はこれまで以上に女性の心強い味方になりました！

　『レタスクラブ』は月刊化とリニューアルを通して、仕事や家事や育児に全力投球で頑張る女性たちに寄り添ってくれる存在になりました。これまで愛読してきた読者の方はもちろん、無理せず楽しく暮らすためのエッセンスが知りたいという方はぜひ手にとってみてはいかがでしょうか。

文＝近藤世菜