“自分で自分に呪いをかけない” 人間関係・習慣が変わる! はあちゅうの「言葉」を見方につけて幸せになる方法

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更新日:2017/5/22

『言葉を使いこなして人生を変える』(はあちゅう/大和書房)

 「言葉」は、自分の人生はもちろん、言葉をかけられた相手の人生をも変えることがある。だから人にはプレゼントのつもりで「いい言葉をかける」習慣をもとう。『言葉を使いこなして人生を変える』(はあちゅう/大和書房)は、カリスマブロガー・作家として知られる、はあちゅう(@ha_chu)がブログやnoteなどに日々書きためた「言葉に魅せられた瞬間」をつづったものだ。ネット時代の先端をいく働き方やライフスタイルが常に注目される、はあちゅうの、言葉にまつわるさまざまな思いとは?

■言葉で感動を保管する

 どんなに素晴らしい感動も一瞬一瞬過去になっていく。その瞬間をなんとか保存したくて、はあちゅう氏は、感動を言葉にして文章に書き留めているという。そうすることで何度でも取り出して味わうことができるのだそう。言葉と感動はセットで保管できるのだ。つらい時や苦しい時に、誰かがかけてくれた嬉しい言葉を思い出し、その言葉とその時の感動に励まされ、また前に進もうと思える。そんな経験は、誰にもあるはずだ。

■言葉に萌える

 彼とのお付き合いも3年目。ドキドキしなくなったから、恋もそろそろ停滞期? と、さみしい気持ちを友達に話すと「キュンキュンはするでしょ?」。そう言われてみれば朝から晩までキュンキュンは、している。ドキドキとキュンキュンの取り違えがあっただけで、ずっと恋していたんだ! 「キュンキュン」という言葉から、彼のすべてが可愛く思え、「すごく恋している」ことに気がついたという、はあちゅうの素敵な恋のお話。

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■自分の言葉をつくりたい

「思い浮かんだ感情も言葉がなかったら、その概念はない。“イライラした”とかそういう概念、言葉をすべて脳みそからおろしてまっさらにして味わってみる。食べログなしでご飯を食べるみたいな」「自分で見つけた感情の手触りがあれば世界が違って見えるかも」とはあちゅうは語る。

 これまで考えもしなかったが、既存の言葉を使うことで、感動の幅を狭めてしまっていることもあるだろう。それは何だかもったいない。はあちゅうが語るように、意外な自分が発見できて、新しい出会いにつながるチャンスかもしれないのだから。

「言葉が好きな人が、この本を通して新たな言葉や感情に出会ってくれたら、これ以上嬉しいことはない」と述べるはあちゅう。出会った言葉をじっくり味わってみたり、自分の感情を自分だけの言葉で表してみたり。「言葉」ってなんと奥深いのだろう! なんて楽しいのだろう! 「言葉」に向き合うことは自分の感情に対して丁寧に暮らすことだと思う。そして「言葉」は同じ一日を重層的にしてくれるような気がする。いろんなことに気づいたよ! はあちゅう

文=泉ゆりこ