やっぱりパリが好き! フランス在住スペシャリストに教わる憧れの街をとことん満喫する秘けつ
公開日:2017/4/30
世界中の人々を魅了してやまない花の都パリ。どこをどう切り取っても美しく奥深い街パリ。見た目も中身も詰まった街を楽しむなら、その街をよく知る人から教わるのが一番だ。
そんなとっておきの“アドバイス”が得られるのが、『パリでしたい100のこと 大好きな街を暮らすように楽しむ旅』(トリコロル・パリ/自由国民社)。フランスの情報サイト「トリコロル・パリ」を運営する荻野雅代氏と桜井道子氏が手がけた、かわいいものやおいしいものに目がない女性にはたまらない1冊だ。フランスをこよなく愛し、長年現地で生活する2人によって、街を味わい尽くすポイントが網羅されているので、そのうちのいくつかを紹介したい。
「鉄の貴婦人」エッフェル塔、とっておきの写真スポットはココ!
美しい装飾が施された鉄骨が印象的なエッフェル塔は、いわずもがなパリのシンボル。訪れたならば必ず写真に収めたい。よく見る写真は塔の足下に広がるシャン・ド・マルス公園からのショットだが、街を歩けばエッフェル塔が色んな場所から顔を出しているのがわかる。塔も街並みも雰囲気のある街パリ。あちこちでその風景を切り取ってみるのも面白い。同頁を参考に「自分だけのとっておきのエッフェル塔」を見つけてみてはいかが?
おいしいお土産、かわいい雑貨、お得なパリコスメを賢く買う
パリの“思い出”を持ち帰るには、買い物も欠かせない。ちょっとしたものでも格別オシャレだったり、驚くほどおいしかったり。日本では手に入らない物や高級な物も、かなり安く買えたりするので自分用にもお土産用にも目移りしてしまいそうだ。
同書にもたくさん紹介されているが、チョコレートはもちろんケーキなどのスイーツも美しくおいしいものばかり。パンもバゲット1つを取っても、パリNo.1を決めるコンクールで優勝した店のものなど、見ただけで小麦粉の豊かな味わいと香ばしさが口の中に広がりそう。これらのバゲットにボルディのバターをたっぷり塗って食べれば、想像するだけで至福だ。
芸術の都パリを満喫する。歴史とモダンが融合するアート
歴史漂う街並みにあまりに自然に融け込んでいるため、見逃す人も多いかも知れない。これらのストリートアートが出現したのは80年代で、その頃から活躍しているNémoの作品はその代表格。ポップでユーモア溢れる作品を美術館に行くことなく街角で鑑賞できるのもパリの魅力だ。
小物からグルメにアート、街並みに至るまで、繊細で上質な文化が溢れているのも、歴史あるフランスでアーティストや料理人、職人がリスペクトされてきたから。彼らの技術や情熱が絶え間なく交じり合い、積み重ねられたことで、奥深く豊かな文化が育まれ、パリという街が醸成されたのだろう。同書でそうした背景や今を垣間見れば、「100」を超える「したいこと」を思い描くことができるかも!
文=松山ようこ