やせたら“カトパン”の女芸人が-14kgのダイエットに成功した「肉食やせ」とは?
更新日:2017/6/5
“やせたら可愛いのに…”というおデブ女性9名が、美女を目指しダイエットに挑戦するというTV番組「ダイエット総選挙2017夏の陣」(TBS系列)が放送され、肉を食べてもやせるという「肉食やせダイエット」が話題となっている。「肉食やせダイエット」に挑んだグラビアアイドルの紺野栞さんは、マイナス9.9kg、高校3年間で30kgも太ってしまった吉村真麻さんは、なんとマイナス17.9kg。やせたらあの“カトパン”に見えるという芸人・餅田コシヒカリさんもマイナス14.6kgを達成した。
「肉食やせダイエット」とは、肉(Meet)、卵(Eggs)、チーズ(Chees)を食事の中心にして、ひと口30回噛んで食べるだけで、健康を手に入れることができる食事法「MEC食」のこと。この「MEC食」はテレビにも出演していた沖縄の医師、渡辺信幸氏が過酷な離島医療での体験から、病気を未然に防ぐためにはどうしたらいいかを悩んだ末に見つけた方法だ。
この度、「肉食やせダイエット」=「MEC食」に関する最新刊『肉・卵・チーズで人は生まれ変わる』が5月17日(水)に発売された。
1日に摂取する量の目安は、肉200g(薄切り肉約8枚相当)、卵3個、 チーズ120g(6Pチーズ1パック相当)と意外とたっぷりの量。この3つを食べるだけで厚生労働省が定める「日本人の食事摂取基準」の必須栄養素の摂取目安量をほぼ満たすことができる。体に栄養が満たされることで、脳も体も健康になり、過剰な食欲も自然と収まっていくのが「MEC食」の大きな特徴だ。
「MEC食」を広めてから約15年。「大幅な減量に成功」「病気を克服」「体調がよくなった」といった効果を実感した人は、5000人以上にものぼる。同書では、高血圧、糖尿病、関節リウマチ、発達障害(自閉症)、アトピー、不妊、双極性障害、円形脱毛症など、様々な疾病がよくなったという驚きの体験例も紹介している。
100kg以上あった体重がMEC食で無理せずマイナス45kg!
甘いものが好きで糖質依存症に近かったこともあり、太っているのは自分のせいだと責めていましたが、渡辺先生の著書にあった「肥満は本人のせいじゃない」という言葉に救われ、 MEC食を実践。1カ月でマイナス9kgもの減量に成功しました。100kgを超えていたという看護師の女性
その後、渡辺氏のクリニックを受診し、さらに減量した結果、マイナス45kgを達成。夜勤があるそうだが、MEC食は夜中に食べてもOKなため続けやすかったという。
円形脱毛症が治ったと同時にダイエットも成功
500円玉ほどの円形脱毛症になり、皮膚科へ行くとステロイド剤をすすめられました。副作用が気になり断念。そんなときにやせて妊娠したいという目的で妻がMEC食を始めたので、私も太り気味だったことから一緒に取り組みました。するとすぐに2~3kg落ち、円形脱毛症だった部分に毛が生えてきたことを発見。半年後には見事消え、むしろふさふさに。ダイエットにも成功し、15kgやせました。中学校で教師をしている38才の男性
渡辺氏によると、毛根と毛髪にはアミノ酸が必須で、MEC食でこれが十分補われ、 脂質摂取でホルモンバランスも良好になった好例と言う。
今では「MEC食」の考え方に賛同したり、診療にとり入れる医師も増加。ゆいゆい内科クリニック院長・安谷屋徳章氏からは「自分自身もMEC食で大幅減量。多くの人に糖質の過剰摂取の警鐘を」、南部徳洲会病院・小児科部長の今西康次氏は「子どもの肥満にもMEC食。乳児には離乳食より補完食」、医療法人山口病院・精神科部長の奥平智之氏は「メンタルヘルス対策や精神症状の緩和にMEC食」と語るなど、複数の声が届けられている。
同書はその他にも「MEC食」の考え方や、糖質制限食との違い、Q&Aなどを掲載。ダイエットをする人、健康に気を遣う人は「MEC食」を実践してみよう。
渡辺信幸
こくらクリニック院長。1963年愛知県生まれ。名古屋大学医学部卒業後、沖縄県の総合病院に入職。4年間の研修を経たのち、伊良部島や宮古島などの離島医療に従事する。離島では、 脳卒中や心筋梗塞など重篤な患者を救えないケースも少なくないため、予防医療に注目。 以来、生活習慣病外来を運営して5,000人以上の患者をダイエットに成功させた。現在では市民への啓蒙のため、地元コミュニティーFM局でラジオパーソナリティも務めている。著書に『日本人だからこそ「ご飯」を食べるな』『肉食やせ!』『まとめて作って肉食やせ!』『肉・卵・チーズMEC食で ボケない老けない疲れない!』。「主治医が見つかる診療所」「林修の今でしょ!講座」などのテレビ出演も多数。
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