尾崎世界観「最初から最後まで、指を突っ込んで吐き出した気持ちが書いてあった」 片想いの向こう側を描く異色のラブストーリー『恋と罰』

マンガ

公開日:2017/5/30

 映画界と漫画界の最新鋭タッグが4年をかけて描いた作品『恋と罰』が、2017年5月17日(水)に発売された。

 2016年秋より「Ohta Web Comic」で連載されていた同作は、“片想いの向こう側”をテーマに、年齢も性別も越えた人間模様が描かれた異色のラブ・ストーリーだ。「バイプレイヤーズ」「アズミ・ハルコは行方不明」の映画監督・松居大悟が描き下ろし原作を担当し、大ヒットコミック『奴隷区』のオオイシヒロトとのタッグで贈る初の長編漫画となる。

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    『恋と罰』より
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    『恋と罰』より

 三十路半ばの独身塾講師・百合子がイケメンのラーメン屋店員・順に恋したとき、周囲も巻き込んだ4つ巴のメリーゴーランドが回り始める―。

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    『恋と罰』より
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    『恋と罰』より

まっすぐ、純粋に、狂ってる。わかりたくないのに、ちょびっとわかってしまう自分が怖い。菊池亜季子

映画みたいなマンガではなくて、マンガみたいな映画でもなくて、マンガみたいなマンガだった。最初から最後まで、指を突っ込んで吐き出した気持ちが書いてあった。友達の夢が叶って、ただ嬉しい。尾崎世界観(クリープハイプ)

 これまでに短編『ゲームするしかない君へ』でタッグを組んでいる松居とオオイシ。今回は2冊分の長編となり、一体どんな物語があふれ出しているのか。あなた自身の目で確かめてほしい。

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    『恋と罰』より
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    『恋と罰』より

原作:松居大悟(まつい・だいご)
1985年生まれ、映画監督、劇団ゴジゲン主宰。福岡県出身。2012年、商業映画の初監督作「アフロ田中」公開。2015年「ワンダフルワールドエンド」でベルリン国際映画祭出品、「私たちのハァハァ」でゆうばり国際ファンタスティック映画祭2冠受賞。ミュージックビデオ制作やコラム連載など活動は多岐に渡る。最新監督作「アズミ・ハルコは行方不明」(第29回東京国際映画祭コンペティション部門出品)が2016年12月3日に公開。

漫画:オオイシヒロト(おおいし・ひろと)
1979年生まれ、漫画家。大阪府出身。おもな作品に『包帯クラブ』(原作:天童荒太)、『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』(原作:ママチャリ)、『スナーク狩り』(原作:宮部みゆき)、『奴隷区 僕と23人の奴隷』(原作:岡田伸一)、『0恋~ゼロコイ/交わりたい僕等~』(原作:Q)、『ごくべん』等多数。『コミックゼノン』2012年1月号にて短編『ゲームするしかない君へ』を原作・松居大悟との初タッグで発表している。

※掲載内容は変更になる場合があります。