「その食べ物は毒にも薬にもなる」 メリット・デメリットから知る“いま何を食べるべきか”
公開日:2017/6/1
全世界累計700万部突破のベストセラーの完全翻訳本『食材別・症状別の大事典 治す食事 患う食事』。総ページ数380頁以上、図解も多く日々の食材選びから不調のときの栄養の注意点などを網羅した栄養の大辞典だ。
栄養療法(オーソモレキュラー療法:orthomolecular medicine)とは、血液検査を行う事で人それぞれの体内栄養状態を分析、その人に合った食事指導やサプリメントの処方によって根本的な治療を行うという画期的な治療方法のこと。1960年代に分子整合栄養医学のパイオニアであるカナダの医師エイブラハム・ホッファー博士が、至適量の栄養摂取の手法を精神疾患治療に応用し、その後、ノーベル化学賞・平和賞の受賞で著名なライナス・ポーリング博士がホッファーの臨床結果を理論的に検証し確立した。
日本国内においては、2003年に栄養療法を専門とする日本で初めてのクリニックとして新宿溝口クリニックが誕生。現在1000以上の医療機関で実践され、うつ病やがんの治療だけでなくアンチエイジングの分野などで注目されている。同書では120種類の食材の特徴と、80の症状に対する食・運動面でのアプローチ方法を掲載。食材の良い面・悪い面の双方を示すことで客観的で偏りのない情報を学ぶことができ、治療家自身のセルフケアのみならず、患者の症状やライフスタイルに合わせたオーダーメイドの食養生指導にも活用することができる。
食材のメリット、デメリットを学べる同書を参考に「いま何を食べるべきか」を知り、病気に打ち勝つ体を手に入れよう。
●NUTRITION
Chapter1 栄養 食物はいかに毒となり、薬になるのか
Topic
プロバイオティクスとプレバイオティクス 有益な細菌
栄養補助食品(サプリメント) 本当に必要?
自然食品 その値段の価値があるのか?
ファストフード 手軽に健康的な食事をするには
食事制限 菜食、完全菜食、乳製品、またはグルテンなしの食事―どれにするか?
●FOODS
Chapter2 食材 食材の体に良い面、悪い面
Topic
カフェイン 最もポピュラーな興奮剤による高揚感
スーパーフード 誇大広告に流されていないか?
旅行 移動中に健康的なものを食べる
おやつを食べよう 食欲に打ち勝つ最善の方法
●AILMENTS
Chapter3 病気 病気を治す食材、患う食材
Topic
炎症 食物で炎症を和らげる
相互作用の警告 食物と薬物は混ざり合わない
血糖インデックスと血糖負荷 ひと口が持つパワー
年齢と段階
用語集
食材一覧・病気一覧
監訳者:溝口徹
医療法人回生會新宿溝口クリニック院長。オーソモレキュラー.jp代表医師。1990年、福島県立医科大学卒業。横浜市立大学医学部付属病院、国立循環器病センター勤務を経て、溝口クリニック(現:辻堂クリニック)を開設。ペインクリニックを中心に、広く内科系疾患の診療にも従事。2003年、日本初の栄養療法専門クリニック「新宿溝口クリニック」を開設。毎日の診療とともに、患者や医師向けの講演活動を行っている。著書に『「女性の脳」からストレスを消す食事』『「脳の栄養不足」が老化を早める!』『「うつ」は食べ物が原因だった!』『アレルギーは「砂糖」をやめればよくなる!』など。
※掲載内容は変更になる場合があります。