江戸時代にタイムスリップ! 当時の風景と人々を綿密に描いた『絵本 江戸のまち』

文芸・カルチャー

更新日:2017/11/12

江戸の風景と人々を綿密に描いた絵本『絵本 江戸のまち』が、2017年5月17日(水)に発売された。

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同書は、江戸の暮らしについての造詣が深い絵本作家の太田大輔が、その知識と表現力を結集した渾身の絵本。江戸の風景、人間の表情やしぐさが正確に描かれており、眺めているだけでも楽しくなる。

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案内役は、昔から東京にすみついていてまちの移り変わりを見てきたという設定の「妖怪小僧」というキャラクター。その妖怪小僧や、他の「隠れキャラ」たちが必ず場面のどこかに隠れているという仕掛けもあり、「さがし絵」としても楽しめる。小さな子どもが眺めるだけで楽しめる一方、江戸に関心のある大人読者の期待にも応えられる内容だ。

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「品川宿と御殿山」江戸の人たちはお花見が大好き。この御殿山は、いまでも花見の名所のひとつ。

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「火事と火消し」江戸のまちではこんな火事がしょっちゅう起きたという。
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「日本橋と魚河岸」江戸の中心、日本橋。江戸の人々がたべる魚が船で運ばれてくる。
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「両国の花火」両国橋は花火見物で大にぎわい。

その他にも、「隅田川と両国橋」「江戸の大通り」「雪景色」「浅草の芸人」など、江戸ならではの風景や人のイラストを多数掲載。江戸の知識と愛情において右に出る者のいない太田の渾身の絵本を楽しもう。

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太田大輔(おおた・だいすけ)
1953年生まれ。絵本『カラクリ江戸あんない』、『ぼくのいまいるところ』、児童文学『江戸の象吉』などの作品がある。

※掲載内容は変更になる場合があります。