話題沸騰中の「うんこ漢字ドリル」が受け入れられた要因は? 人気ベストセラー作品を“デザイン”から探る
更新日:2017/11/12
誰もが知っているベストセラー本の「デザインの理由」を特集した『MdN』7月号が、2017年6月6日(火)に発売された。
書店を訪れると、当たり前のことだがさまざまな本が並んでいる。その中でひときわ存在感を放つ本があったとして…。その理由は、ズバンっと目に飛び込んできたタイトル? カバーイラスト? 帯のキャッチコピー?
ベストセラーになる本は、読者を誘う工夫が徹底的に施されている。同号の特集「ベストセラー本、そのデザインの理由」では、そんなベストセラー本を手がけたデザイナーや編集者、さらには作家にどのような工夫をしているのかをインタビュー。「売れている本には理由がある」―その“秘密”を探っていく。
『うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち』は漫画家・田中圭一著による自身の、そしてさまざまな人のうつを抜けた体験談が語られているエッセイ漫画。このベストセラー本が「ピンク」で包まれている意図とは?
『嫌われる勇気 -自己啓発の源流「アドラー」の教え』は哲学的な内容ながら、2017年5月下旬の時点において日本国内で160万部、海外版を合わせると340万部となっている。なぜこの文字組みなのか、なぜこの紙がカバーに選ばれたのか?
話題沸騰中の『日本一楽しい漢字ドリル うんこ漢字ドリル』シリーズ。6学年分合わせて発売からたった2カ月強で、180万部を越えるベストセラーに。この奇抜な企画が受け入れられた大きな要因のひとつは上質なブックデザインにほかならない。
『人形の国』1巻は人気作『シドニアの騎士』などを手掛けた弐瓶勉による新機軸のコミック。多くの人に開かれたこのエンターテインメント作がなぜ生まれたのか、それに従ってブックデザインはどう変わったのか。弐瓶自身も登場して取材を敢行している。
ベストセラー本ランキングでは「暮らし・健康・子育て」「ビジネス・経済」「絵本・児童書」「コミック」とジャンルごとにベスト10を紹介。カバーデザインも一目瞭然だ。
他にも染谷洋平のスペシャルエッセイ「“売れる装丁”の正体」、本に巻かれる“帯”の奥深い世界、書店員が語る“平積みしたくなるブックカバー”などを紹介。連載記事では乃木坂46伊藤万理華の「MARIKA MEETS CREATORS」やクリエイターズ・エッセイなどが掲載されている。
書店で何気なく手に取る本。その本を選んだのはなぜか、ふとその理由を改めて探ってみると本の新たな魅力に気づけるかもしれない。
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