目の下のくまはあえて残す!? 大人気、神崎恵の年齢とともに進化するキレイの秘訣とは?
公開日:2017/6/14
女性はいくつになっても“キレイ”でいたいと願う。そんな願いを持つすべての女性に捧げる『大人のための美容本 -10年後も自分の顔を好きでいるために-』(神崎 恵/大和書房)が発売された。
3人の息子を持つ母であり40代となった著者は、“大人可愛い美容家”として多くの美容雑誌、イベントなどで活躍する。また自身が主宰する、ひとりひとりに合ったメイクや生き方を提案するアトリエ「mnuit」は、募集開始と同時に満席となる人気ぶりだ。著作の累計部数は100万部を突破し、あらゆる世代の女性から絶大な支持を得ている。本書は、そんな著者が手掛ける初のエイジング本として、注目を集めている。
“美容を味方につければ、大人の女はまだまだキレイになれる”をテーマとし、「今のキレイを守る方法」「大人の女を楽しむメイク」「髪で女の艶を守り抜く」「柔らかな体を育てる」から構成され、著者自らモデルとなり、写真を使って解説する美容メソッドは、とても分かりやすく、自分のウィークポイントさえも強みに変える新しい発見をもたらしてくれる。
例えば、多くの女性が隠したがる“クマ”。しかし著者はうっすらとしたものであれば、あえて残すことで顔に立体感を出すことができ、美人度がアップする! と語る。これはヘアメイクのプロも行っているそうだ。
一方、隠した方がよい深いクマは、コンシーラーを使うことでキレイにカバーができ、その肌への馴染ませ方を3つのステップで丁寧に説明している。
それから化粧崩れの防止策として、やってしまいがちなファンデーションやパウダーの重ねすぎは、実際に崩れたときにドロドロとなり、よれてしまうという。むしろ崩れないメイクを意識するよりも、崩れたときにいかにキレイに立て直せるかが大切だという。そのためにも重ねすぎには注意をし、リカバリーしやすい透き通るような肌をつくっておくことをポイントとし、実力揃いのアイテムを紹介している。
さらに加齢に伴う、ウエストから腰回りにかけての肉のつき方の変化にも触れ、著者自らが効果を感じられた、ウエストのくびれをつくるマッサージとお腹の筋肉に効くエクササイズをおススメケアとして紹介している。
その他にも、“フェイスラインの悩みを前髪や横髪でカバーするワザ”大人のバストは少し垂れるくらいがちょうどいい”など、著者ならではのユニークな視点で捉えた解説は面白く、美しく魅せるテクニックや美容法でもってキレイに年齢を重ねるコツを伝えている。さらに最新美容医療についても触れ、著者の豊富な知識がぎっしりと詰まった最後まで見逃せない一冊となっている。
いくつになっても自分の顔を好きでいるために、本書から多くのヒントを得てみてはいかがだろうか?
文=澤 ゆか