「母ではなくて、親になる」妊活、健診、保育園落選…1歳になるまでの親と子の驚きの毎日
更新日:2017/9/11
作家・山崎ナオコーラと書店員の夫の毎日を描いた育児エッセイ『母ではなくて、親になる』が、2017年6月19日(月)に発売された。
“自然”や“普通”など、多くのレッテルが貼られて追い詰められてしまいがちな妊娠、出産、子育て。同書は、37歳で第一子を出産した山崎が、“母”ではなく“親”の目線で育児に向き合った痛快エッセイだ。
妊娠中に、「母ではなくて、親になろう」ということだけは決めたのだ。親として子育てするのは意外と楽だ。母親だから、と気負わないで過ごせば、世間で言われている「母親のつらさ」というものを案外味わわずに済む。母親という言葉をゴミ箱に捨てて、鏡を前に、親だー、親だー、と自分のことを見ると喜びでいっぱいになる本文より
同書はWEB連載時から、「読むと救われます」「読後、自由な気持ちになる」「目からウロコ」と読者の熱い反響を集めていた。“男”や“女”でなく、“人”として生きたい人、今の社会に生きづらさを感じている人にもおススメの1冊。初回出荷版には同書の装画・目次イラストを担当したヨシタケシンスケのポストカードも同封されている。
また、同書に封入されているメッセージカード(初回出荷限定)に、感想などのメッセージを書いて送付した人の中から、抽選で100名にヨシタケのイラスト入り缶バッジ&ミラーセットをプレゼント。河出書房新社のSNSなどにメッセージが掲載された場合にも同セットが贈られる。応募締め切りは2017年7月31日(月)消印有効なので、早めに手に入れよう。
山崎ナオコーラ(やまざき・なおこーら)
1978年福岡県生まれ。2004年『人のセックスを笑うな』で文藝賞を受賞しデビュー。他の著書に『浮世でランチ』『カツラ美容室別室』『ニキの屈辱』『昼田とハッコウ』『ネンレイズム/開かれた食器棚』など。
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