茂木健一郎氏の人生を変えた!? 30年以上実践している「茂木式マインドフルネス」とは

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更新日:2021/6/28


 脳科学者・茂木健一郎が自分の人生を変えた「マインドフルネス」について紹介する、『脳を鍛える茂木式マインドフルネス』が2017年6月10日(土)に発売された。

 茂木は神経質な性格から、孤立感に苦しむ大学時代を送っていた。そこでマインドフルネスに通じる「今、ここを感じる」訓練に出会い、人生が変わることに。同書では、茂木が30年以上にわたり実践している「歩行禅」「音楽瞑想」「瞑想ランニング」「旅ラン」といった「茂木式マインドフルネス」の実行方法を、脳科学的検証を加えながら紹介している。

 マインドフルネスとは、「今、ここ」で起こっていることに注意を向け、自分の感情、思考を判断せずに観察している心の状態のこと。息をする、歩く、1杯のお茶を飲むなど、日々の何気ないことの中に、マインドフルになれる瞬間が潜んでいる。その実践法は1粒のレーズンをゆっくり味わうなど、誰でも無理なく続けられるものばかり。

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 マインドフルネスによって得られる効果は大きく3つ。脳が整理されることでクリエイティブになり、コミュニケーションが上手くいき、ストレスが軽減される。本格的な瞑想によって失われた海馬が回復したり、遺伝子さえ変わるという報告も。私たちが過ごす1日の半分は注意散漫で思考がさまよってしまうのが普通だが、脳と心は何歳からでも変化していく。

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 切実な体験に裏付けられた「茂木式マインドフルネス」。茂木の人生を変えたという実践法を取り入れることで、あなたの人生もラクになっていくかもしれない。

茂木健一郎
脳科学者。1962年東京都生まれ。東京大学理学部、法学部、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻過程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て、現在ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。2005年『脳と仮想』で第4回小林秀雄賞受賞。2009年『今、ここからすべての場所へ』で第12回桑原武夫学芸賞受賞。他著書多数。

※掲載内容は変更になる場合があります。

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