「かわいい女の子に振り回されたい」男性諸君、必見! 大人気ツイートがコミカライズ
更新日:2017/7/18
ピクシブコミックで見つけ、なんとなく読んでいたらハマってしまった『僕なら君を絶対に不幸にしないよって言ったら「ウケるね!」って言われた』(あど:文、大野そら:漫画/PHP研究所)が単行本化したので、買ってみた。
本作は著者が「かわいい女の子に振り回される男の子」というシチュエーションを実話と妄想を織り交ぜ、Twitterに投稿したところ、話題となりコミカライズ化されたものだ。全部笑えて(時にうるっときて)、面白かったのだが、個人的にツボなツイートをいくつかご紹介しよう。
≪好きですアピール≫
大学生の頃、当時好きだった女の子が彼氏に浮気されて元気が無かったので、愚痴を聞いてあげてたんだけど、その子を傷つけた彼氏が許せなくて、何より僕がその女の子のことを好きだったから、「僕なら絶対に君を不幸にしないよ!」と「好きですアピール」したら、「ウケるね!」って言われた。ウケて良かった。
≪失恋すごい。≫
「彼女が欲しければ失恋した女の子を狙え」。男の先輩が言ってた。「失恋したばっかの女の子は寂しがってるから落としやすい」てセリフと、女の先輩が言ってた「彼氏が欲しければ『失恋した』って言っときなさい。勝手に男の方から寄ってくるから」ってセリフの、需要と供給が一致した感すごい。
≪パワーワード≫
女の子をデートに誘ったら、「忙しいから…」と断られ、「なんで忙しいの?」と聞いたところ「漫画読むから…」と言われ、「じゃあ漫画読んだ後遊べるじゃん!」と言うと、「『こち亀』を1巻から読むから…」って理由で断られたんだけど、なんだその万能かつちょっと興味ソソられる断り方。今度使おう。
本作ではこの文章が『それを、こう。』や『壁を、ドン。』(以上、一迅社)で有名な漫画家・大野そら先生によってビジュアル化されている。どの女の子もみんなウソみたいにかわいいので、「こんな女の子に振り回されたい……」という気持ちも、より高まるだろう。
ちなみに、実体験ではない著者の「妄想ツイート」もある。
≪ルールとかはどうでもいい≫
彼女とかくれんぼして、鬼になった彼女が30秒数えてる間に隠れてたら、30秒経った後彼女が急に泣きだして「私を一人にしないでよ…」って言った瞬間、我慢できずに飛び出し、彼女を力強く抱きしめ「ごめんな…もう僕は君を絶対一人にしない。約束するよ」って言った後、「ちょろいね!」って言われたい。
……著者のすばらしい妄想力を感じていただけただろうか?
手軽に読めて満足感はあるのに、なぜか「もっと読みたい……」という飢餓感(?)みたいなものを得られる本作。あなたも、予想以上にハマってしまうかもしれない。
文=雨野裾