「反射的笑顔」はNG! 尽くすだけでは愛されない…都合のいい女を卒業する方法
更新日:2017/8/7
「愛されたいけど、誰でもいいわけじゃない」……まあそうだよねって感じの言葉ですが、人によっては切実な問題となっているケースもあるのではないでしょうか。浮気性な彼や人の欠点を指摘し続ける異性、店員に横柄な態度をとる男性などなど、頼みもしないのに、いわゆるダメ男ばかりと付き合ってしまう。そんな状況に疲れ果てている、という人は、ぜひ「笑顔」をやめてみてはいかがでしょうか?
5月に発売された『あの子が男性からうらやましいほど愛されている101の理由』(大和書房)には、タイトル通り、あの子が男性からうらやましいほど愛されている101の理由が、あますところなく紹介されているだけでなく、ダメ男を寄せ付けないためのテクニックも多く綴られています。そのひとつが「反射的な笑顔をしない」こと。
いつも笑顔を絶やさないことは、とても素晴らしいことですが、その笑顔によって「あなたを苦しませるダメな男性」の餌食になる可能性がある、と、著者のマリアージュカウンセラー斎藤芳乃さん。
「人は誰しも、コミュニケーションの際に『OKか、OKでないか』を無意識に感じ取ろうとします。その基準が『笑顔』なんです。
よく、いつも笑顔でいる人は愛されるといいますね。これは、先に『いいよ』と表現しているからこそ、それを見た他人が『受け入れられている』と思い、親近感をもってくれるというメカニズムです。
でも、ちょっと待ってくださいね。あなたは本当に、すべての人に対してOKですか?」
最後の問いかけに、ギクリとした人もいるはず。嫌なことをされても、つい笑顔でその場を収めようとするのは、処世術のひとつでもありますよね。
しかし、ふいに作った反射的な笑顔によって「あなたにセクハラまがいのことを言ったり、あなたがいつも『いいよ』と言うから仕事をどんどん頼んできたり、あなたがやってあげても『ありがとう』だけで、相手は何ら行動として返してくれない」などなど、そんな人が周りにひしめいている状況に陥りかねないのだとか。まさに、付け込まれ地獄……。
この“誰にとっても都合がいい人”から脱却するためには「反射的笑顔」をやめてみては、と、斎藤さん。それは、わざわざ真顔のままでいたり、嫌な顔をしたりする必要はなく、相手の言動に疑問を感じたときに真剣な顔つきになるだけでも効果が望めるとか。これなら、人間関係を壊さずに、印象を変えられそうですね。
これまで周囲の人に向けていた笑顔のすべてを、本当に大切な人に向けることができれば、愛する人から愛される女性に一歩近づけるかもしれません。
ほかにも、モラハラ男と決別する「コンニャク女」になる方法や、「男子を見たときは、つねに『チワワ』だと思う」方法など、なんとも独特な愛されテクニックが紹介されている同書。愛されたい女性に捧げる一冊です。
文=谷口京子