20代、30代に増えている「逆流性食道炎」に要注意! 「のど」を鍛える『肺炎がいやなら、のどを鍛えなさい』が大ヒット!

健康

更新日:2020/5/11

『肺炎がいやなら、のどを鍛えなさい』(西山耕一郎/飛鳥新社)

 昨年6月の発刊以来、すでに30万部を突破し、先日はテレビ番組の『主治医が見つかる診療所』(テレビ東京)に著者が出演し、さらに大反響を得た健康ガイド本が『肺炎がいやなら、のどを鍛えなさい』(西山耕一郎著/飛鳥新社)だ。

 飲み込む力である「嚥下(えんげ)力」を鍛える(=のどのトレーニング)ことで、誤嚥に伴う誤嚥性肺炎を防ぐことの大切さを訴える本書。「私はまだ高齢者じゃないから」と思うなかれ。まずは、以下の質問10項目をチェックしてほしい。

<嚥下力チェックシート>※本書より引用。一部本書内容から作成

□食事中にムセたり咳き込むことが多くなった
□自分の唾液を誤嚥しそうになり咳き込むことがある
□ビールなどを上向きでゴクゴク飲むとムセる
□大き目のサプリ・薬が飲みにくくなった
□食後に声がガラガラになる
□咳払いの回数、痰の絡まりが増えた
□以前よりも「声が小さくなった」と言われる
□呼吸が浅く、口呼吸が多い
□人とあまり話さず、カラオケも行かない
□寝ている際に胃酸の逆流や胸やけがする

 さて、いかがだろうか? 嚥下力の低下は30代から始まっているという。本書にはさらに多くのチェック項目があるが、該当すればするほど要注意である。

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  中でも最後の項目にチェックが入った人は、胃の内容物が食道へと逆流する「逆流性食道炎」の疑いがあるので要チェックだ。