人間としてあるべき姿とは? 池上彰も子ども時代に感動した名著『君たちはどう生きるか』初のマンガ化&新装版も同時刊行
公開日:2017/9/5
80年経った今でも輝き続ける歴史的名著を初めてマンガ化した、『漫画 君たちはどう生きるか』が2017年8月24日(木)に発売。読みやすくなった原作『君たちはどう生きるか』の新装版も同時刊行された。
1937年に出版されて以来、数多くの人に読み継がれてきた名作『君たちはどう生きるか』。楽しく読みながら「人間としてあるべき姿とは何か?」を考えられるように書かれた同書は、子どもはもちろん多くの大人たちにも共感をもって受け止められている。
子ども時代に同書を読んで感動したというジャーナリスト・池上彰は、「ヒューマニズムに根差した良い本は、時代を超えて人々の心をつかむのです」とコメント。
勇気、幸せ、いじめ、格差、教養―。昔も今も変わらない人生のテーマに真摯に向き合う主人公・コペル君と叔父さんの姿勢には、生き方の指針となる言葉が数多く隠されている。
マンガの形で現代に蘇った、時代を超える名著。初めて読む人だけでなく、原作を一度読んだことがある人にとっても自分の人生を見直すきっかけになるかもしれない。
吉野源三郎(よしの・げんざぶろう)
編集者・児童文学者。1899年~1981年。雑誌『世界』初代編集長。岩波少年文庫の創設にも尽力。
羽賀翔一(はが・しょういち)
漫画家。2010年『インチキ君』で第27回MANGA OPEN奨励賞受賞。2011年に『モーニング』で『ケシゴムライフ』連載、2014年に単行本発売。近刊に『昼間のパパは光ってる』。
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