冷え予防にきく!おいしくダイエットも!「酢しょうが」&「酢玉ねぎ」!

食・料理

更新日:2017/9/26


 残暑厳しいといわれていたのに、急に肌寒くなった今日このごろ。そろそろ長袖や薄手のコートの出番かなと思う一方、体の中から温めて根本的な「冷え」をどうにかしたいですよね。
そこで、毎日少しずつ食べることで「冷え」を解消し、疲労回復やダイエットにもつながる手軽な“作りおき”を2品ご紹介します。

「酢しょうが」

 しょうが1個(約100g)を皮つきのままよく洗い、みじん切りにします。それを清潔な保存瓶に入れ、はちみつ小さじ1、黒酢70mlを加えて冷蔵室で約2日おいたら完成。

◎保存期間:冷蔵室で約10日間

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 しょうがの主成分、ジンゲロールは生のしょうがに多く含まれ、血流をよくすることで体を内側から温めます。もう1つの主成分であるショウガオールは、しょうがを加熱すると発生する栄養分で、体内の脂肪や糖質を燃焼して体を温めてくれます。

 体温が上がると免疫力がアップし、またコレステロール値を下げたり、代謝が上がったりする効果が期待できます。そのしょうがと合わせる酢にも、血行をよくして体を温める働きがあるほか、疲労回復、殺菌、カルシウムの吸収をよくする効果も。つまり「酢しょうが」を食べ続けることで冷え解消につながります!

「酢玉ねぎ」

 玉ねぎ2個は縦半分に切ってから、横薄切りにします。それを清潔な保存瓶に入れ、はちみつ大さじ1、黒酢1カップを加えて冷蔵室で一晩おいたらできあがり。

◎保存期間:冷蔵室で約10日間

 玉ねぎに多く含まれるアリシンには血液をサラサラにしたり、新陳代謝を活発にしたりする効果があるほか、疲労回復に役立つビタミンB1の吸収をよくします。さらにポリフェノールのひとつ、ケンフェロールを含み、体内のエネルギー生産にかかわるミトコンドリアを活性化させ、余分な脂肪を燃焼させたり、内臓の働きを活性化して免疫力を上げます。こちらも酢を合わせることで、さらなる相乗効果が期待できます!

 「酢しょうが」は1日30g、「酢玉ねぎ」は1日60gを目安にとることが理想。そのまま食べ続けるのは飽きてしまうので、色々な料理に“ちょい足し”しておいしくいただきましょう!続けて、「酢しょうが」と「酢玉ねぎ」のアレンジ料理をご紹介します。

【豚しゃぶのごましょうがだれサラダ】

 コクのあるごまだれに、酢しょうがをプラスしてさっぱりといただく豚しゃぶサラダ。豚をさっとゆでて生野菜と合わせるだけなので、時間のない日にもおすすめです。

【生ハムとアボカドのジンジャーちらしずし】

 酢しょうがを使って酢めしにアレンジ!ピリっと辛みのある酢めしはアボカドや生ハムなど洋風食材との相性が◎! 見た目も華やかなので記念日などにどうぞ。

【豚と酢玉ねぎのやわらか煮込み】

 豚かたまり肉を酢玉ねぎと煮込むことで、おどろくほどやわらかく!アンチョビーやにんにくをきかせたイタリアン風味。少し寒い日にぴったりのごちそうです。

【サーモンの玉ねぎカルパッチョ】

 酢玉ねぎをドレッシング代わりしたカルパッチョ。ほどよくしんなりした玉ねぎがサーモンともよくからむ。ワインのおつまみにいかがですか?

 「酢しょうが」と「酢玉ねぎ」自体は、刻んで酢とはちみつに漬けるだけなので簡単!しかもおいしい料理にアレンジもきく!これからますます寒くなる季節を、冷蔵庫にストックできる2つの“作りおき”でのりきってくださいね。

監修/石原新菜
調理/牛尾理恵
撮影/鈴木泰介

CONTENTS
PART1『レタスクラブ』で大人気!みんなが作った作りおきおかず
PART2 日持ちする!アレンジがきく!作りおきできるメインおかず
PART3 野菜不足解消!お弁当おかずにも!作りおきできるミニおかず
PART4 難しいことヌキ!作りおきできるごちそうおかず
PART5 ダイエットに!冷え予防に!酢しょうが&酢玉ねぎ
コラム1 まるごと玉ねぎスープ
コラム2 ふんわりとりそぼろ