弾き語るな!『深イイ話』で話題の芸人の嫁が娘に伝えたいこととは?
更新日:2017/11/3
お笑い芸人・2丁拳銃のツッコミ担当の修士さんの妻・野々村友紀子さんをご存知だろうか。修士さんの相方の小堀さんへの強烈なダメ出しが日本テレビの「人生が変わる1分間の深イイ話」で紹介され話題となっている方だ。
家庭を顧みず趣味のバンド活動ばかりしている小堀さんに対しての野々村さんのダメ出しはとにかく強烈。小堀さんから見ると、野々村さんは相方の妻なのだが、実は吉本興業の養成所NSCの先輩にあたる。芸人の世界では先輩後輩の関係は重要。「弾き語るな!」というバンド活動自体を否定する意見も甘んじて受けるしかないのだ。
今回、野々村さんがそのダメ出しとは打って変わって、ご自身の娘さんのために「たくましく生きていけるように」と書き留めていたメモをまとめた『強く生きていくために あなたに伝えたいこと』(産業編集センター)が刊行され、それを記念して9月10日に東京・池袋の旭屋書店でトークイベントが開催された。当日はなんと、多忙なスケジュールを縫って2丁拳銃もゲスト参加。終始大爆笑のイベントとなった。
当日は立ち見が出るほどの盛況で、野々村さんの発言や生き方に共感している女性を中心に多くのファンが集まった。ほとんどの方はすでに本を購入・熟読してきているようで、イベントへの期待がこちらまで伝わってくる。
イベントがスタートするといきなり、今日はギターを持ってきました、と言う小堀さんに、本のイベントなのにギター持ってくんな!弾き語るな!とダメ出しもスタート。相変わらず家に帰ってないという小堀さんへ、ほんまに家に帰りや!子供がかわいそうや!と小堀さんの家族を心配する場面も。
本には「良いことは進んでやりなさい」「本は、たくさん読みなさい」といった普遍的なものから「ネットではしゃぐな」「好きな人に頼まれても変な写真は撮るな」といった今の時代ならではのものまでいろいろなメッセージが収められているのだが、中に『「聞いて!すっごいおもしろいことがあったんだ!」って話し始めるな』というものがあり、ここには元お笑い芸人だった野々村さんの笑いに対する姿勢が現れている。娘がお楽しみ会でネタをすることになったとき「まずはネタ帳を作らなあかん」と指導したという。
章のタイトルにも使われている「川に気をつけなさい」というメッセージがあるのだが、野々村さんはとかく命を大切にしろと説く。小堀さんから「生きようとする意思がすごいですよね」と聞かれると、電車ではどこに乗ったら事故が起こったときに安全か、熊に襲われたときはどうすればいいのか、ライオンは?サメは?といろいろ調べてそのときに備えているのだと答え、修士さんと自動車に乗っているときは「もし今車が川に落ちたらどうするか」と話し合うなど、危機対策のシミュレーションは夫婦でも念入りに行っているという。
小堀さんは「次はその本出したらええやん!」「本当に強く生きていけるで」と突っ込み、笑いを誘っていた。
本には入ってないのだが「ハイタッチをしようとして相手がこっちを見てないときは少し待ってみたら?」というのをぜひ入れたかったという。ハイタッチしようと上げた手をそのまま下ろすのは悲しすぎるので、しばらく待っていると気づいてハイタッチできますよ、ということらしい。「ハイタッチできたらいいけど、そのままイエー!という盛り上がりに移行したらどうするんですか?」という修士さんツッコミに「そのときは上げた手はそのままでイエー!に加わったらいい」ということだ。
どうでもいいささいなことかもしれないが、こういうすれ違いは意外と心に残る。避けられるものは避けて生きていきたい。
本の最後の方に収録されているメッセージに「茄子のヘタの攻撃力をなめるな」というのがある。これも本当にささいなことだけれど、うっかりするととても痛いし、トゲが小さくて不快感はかなりのもの。その不快感を抱えながらその後の食事の準備を続けることになる。
トゲは刺さるときは刺さるけれど、そのときに備えておくというのは大切なことだし、子供にも伝えておきたい。子供にはいつまでも「強く生きてほしい」という気持ちはどの親でも変わらないのではないだろうか。
実際に子育て中のお母さんはもちろんだが、実はどんな人が読んでも突き刺さるメッセージが満載な一冊。特に人間関係で悩んでいる方には本当にヒントとなる言葉があると思う。ぜひ書店で手にとってみてほしい。
11月18日(土)にイベントを開催!
野々村友紀子さんのトークイベントが開催されます!野々村さんとお茶しながら働く女性・ママとしてのお話を聞ける貴重なチャンスです。女性のみなさんの悩み相談も受け付けます。もれなくクリスマスプレゼントも用意しております。お見逃しなく!
<イベント情報>
野々村ママと女子会in浅草
日時:2017年11月18日(土)14:00~15:30(受付 13:40~)
場所:東京都台東区駒形1-7-10 アイデスビル8階
参加条件:女性
参加費用:大人(中学生以上):¥3,000
小学生:¥500
未就学児:無料
※お友達とのご参加も大歓迎!
定員:30名程度(先着※振込順となります。)
応募期間:本日〜定員終了まで
予約は以下のフォームよりお申込みください。
▽予約フォーム
https://goo.gl/forms/ullHgdUGK2i9Fpdq2
▽野々村友紀子さんブログ
http://shuji-no-yome.seesaa.net/