口コミで広まりたちまちベストセラーに!「ヨガ×手帳」で本当にやりたいことが叶う“4つのステップ”
公開日:2017/10/9
10月、来年の手帳をどうするか悩みはじめる時期である。店頭にはあまりにも多種多様な手帳が並んでいて呆然とするし、一方でスマホのスケジュール管理も一長一短。壁掛けカレンダーだけでは不便だし…。一体どうするのがベストなの?
今注目されている手帳のひとつに「CITTA手帳」がある。手帳マニアであり、ヨガインストラクターをしている女性が2013年から自費で作りはじめた手帳だ。「CITTA(チッタ)」とはサンスクリット語で「心」。この手帳に書き込むだけでヨガの教えを実践でき、心が整い、ブレないマインドでやりたいことを叶えていける。毎日この手帳と向き合うことで自分がどういう人間か、何をすべきかかが明確になるというのだ。
そもそも趣味で作った手帳だが、効果が口コミで拡がり2016年9月にAmazonの手帳ベストセラーランキング1位を獲得。大型店での取り扱いもされるようになったというのだから、実力のほどが伺える。では早速、制作者自身がその手帳について語った『CITTA式 未来を予約する手帳術 もっとやりたいこと なりたい私を叶える!』(青木千草/かんき出版)でそのメソッドを学んでみよう。
自分を愛し、本当にやるべきことだけ、やる!
このメソッドが優秀なのは、基本的にはどの手帳でも応用できる汎用性があること。すぐにCITTA手帳を買うのはためらわれる…という方は、とりあえずお手持ちの手帳で実践できる。CITTA式メソッドの根幹は4つのステップ。
1「ワクワクリスト」を書く。3日間で108のやりたいことを、現在形で
2 時間を視覚化する。自分の時間の使い方の癖を見直す
3 「いつやるのか」日付を決める。日付が決まれば覚悟が決まる
4 週に1回の「手帳タイム」を持つ。人生を豊かにするために必須の時間
この1~4を習慣にしてしまうのが、やりたいことを叶える近道だという。
1については108という数にたじろぐかもしれないが、とりあえず大きな夢から小さな望みまで、気になることはすべて書き出すのがコツ。中には後から「実はそれほどやりたくなかった」と気付くものもあるだろうが、それは後日整理すればいい。
2をすることで無意識に過ぎる時間を有効活用できるようにし、3で夢を現実のスケジュールに落とし込んでいく。これは多少勇気がいるが、もし達成できなくても自分を責めないこと。著者は「予定外も想定内! 6割できれば万々歳!!」というスタンスだ。そして4。どんなに忙しくても、自分の人生を創造するクリエイティブな時間を死守する。
時間の使い方、それは与えられた生命をどう使うかという命の使い方。できることなら自分らしく楽しく使いたいものだ。ヨガ思想を生活に活かすコツが満載の本書で、今こそ「自分が大好きになるスケジューリング」を身につけてみては?
文=青柳寧子