オンエアの裏側にある“オンエアできない”現場の日常…現役テレ東ADが赤裸々に綴るテレビ制作の実態
更新日:2017/11/6
現役テレビスタッフによるコミックエッセイ『オンエアできない! 女ADまふねこ(23)、テレビ番組つくってます』が2017年10月20日(金)に発売される。
同書は、テレビ番組のADとして働くなかで経験した笑いや驚き、時に怒りに満ちたエピソードを漫画化したもの。もともと、仕事の合間にノートに書き殴られていた漫画が、「ゴッドタン」などの人気番組で知られるプロデューサー・佐久間宣行の目に留まり、SNSで拡散されたことがきっかけで今回の書籍化にいたった。
なんとなく知られてはいるけれど、本当はよく知られていないのがADという職業。同書では自身の体験や身の回りの変人、勤務するテレビ東京の変わった風土などを惜しげもなくネタにして描かれている。
“明日の朝までにどんぐりを600個集める”、“カメラに無数に映りこんだ男性の局部にひたすらモザイクをかけ続ける”など、他の仕事ではありえない業務内容に日々悪戦苦闘する主人公の姿をとらえた同書。南海キャンディーズ・山里亮太から届いた「これだけ全部言ったんだ、遺書と受け取って間違いないよね?」との推薦(?)コメントや、佐久間の「超笑えるんだけど、これうちの局の話なんだよな…」とのコメントからも、作品にこめられた気合と期待の高さがうかがえる。
テレビ東京全面協力による同書は、朝日新聞出版の無料試し読みサイト「ソノラマ+」で一部無料公開を実施中。現役のテレビプロデューサーや人気芸能人がおススメする同書で、ADの仕事ぶりをのぞいてみてはいかが?
真船佳奈
1989年福島県生まれ。中央大学文学部国文学専攻を卒業後、2012年株式会社テレビ東京に入社。アニメ事業部勤務を経て、入社3年目で制作局に異動。バラエティ番組のADを経験し、現在は「テレ東音楽祭」チーフAD、「プレミアMelodiX!」「ひるソン!」「昼めし旅」などのディレクターを担当。番組内の挿絵やキャラクターデザインも手がけている。
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