女役なのに完全にバカリズム!『架空OL日記』リアリティーの秘密に迫る!【インタビュー】
公開日:2017/10/18
「なんかさあ、毎週おんなじようなこと言ってるけど、言っていい?」
「なに?」
「マジでどこでもドアほしいよね」
「ホント、毎週この話してるけどさ、ほしいね」
「ヨドバシとかに売ってたら、絶対買うよね」
「あー、買う買う! 並んでも買う」
「2、3時間とか、余裕で並ぶ」
女子の会話は、しょうもない。しょうもない会話を日々、繰り広げ、アフターファイブは化粧品売り場をチェック。「しめラーメン」に後悔してジムに行くけど、お腹はぽっこりのまま・・・・・・。そんな単調な生活の中に、それなりの葛藤があり、それなりの幸せがある。ドラマ『架空OL日記』は、女子の日常がただただ流れていくという、一風変わった作品だ。
原作・脚本・主演、バカリズム。彼がOLになりすまして書いた伝説のブログを、本人主演で映像化した。ちょっとズボラなOL・私と、私を取り巻く4人の仲良しOLたち。淡々と進むストーリーの中に、バカリズムならではのシュールな笑いが盛り込まれ、病みつきになる。彼は一体、この作品にどんな思いを込めたのか?
――ブログを始めたきっかけはなんですか?
バカリズムさん(以下、バカリズム) ピン芸人になりたてで仕事もそんなになかったので、暇つぶしに。当時、ブログが流行ってて、芸能人の方がたくさんやってたんですよ。それを真似して、軽く茶化すくらいの気持ちでした。普通のブログをやるつもりはなかったので、だったら偽物のブログにしようと。仕事としてじゃなく完全に趣味で、名前も隠して、友だちだけにURLを教えて、しかもネタっぽくなく、ホントにリアルな感じで、ただその日にあったことを書き記す、みたいな感じで始めました。
――ブログの書き手を「20代・OL」という設定にしたのはなぜでしょうか。
バカリズム 自分とかけ離れている仕事がいいなと思ったんですよね。芸能界って不規則な生活だったりして特殊な職業なので、もうちょっと一般的な仕事で、しかも性別は真逆がいいということで、OLにしたんです。
――私もこの作品に触発されて、サラリーマンになりすまして日記を書いてみたのですが、まったく面白いことは書けませんでした……。
バカリズム 書いたんですか(笑)。でも、面白くしようとしなくていいんですよ。読み物ではなく、あくまでブログなので。最初の頃は、ただ淡々と書いてただけなんですよね。内容というよりも、それが存在するという現象を面白がるものだと思ってました
――女子の生態がかなりリアルに描かれていますが、どうやって執筆されたんですか。
バカリズム 最初は、自分の中にあるイメージだけですね。なんとなく分かるじゃないですか。大体、何時くらいに仕事を終えて、時間があるときはデパートの化粧品売り場に行って、みたいな。でも段々、もっと細かく書きたくなって、当時OLのコと付き合ってたので、彼女の話も参考にしました。こういうことは現実にあるのかとか、そういうことは聞いたりしましたね。
――「デパートの化粧品売り場で店員さんにメイクをしてもらうとき、店員さんの手に鼻息がかからないように息を止める」なんて、すごい観察力だなと。あれはどこからヒントを得たんですか?
バカリズム 僕も仕事でメイクをしてもらうときに、そう言えば息を止めるなあと思ったんです。周りの女の子に聞いたら、『そういうのある』と言われて、じゃあ、書けるなと。
――女子の“あるある”がふんだんに盛り込まれています。洗顔後、タオルでゴシゴシしないで、擦れないようにポンポンと拭いたりとか。あれもご自身がやっていることですか?
バカリズム いや、やってないです(笑)。女子だったらそうするだろうな、というイメージですね。女子はすげー肌を痛めないようにするなっていうイメージなんですよ。意外と想像で書いてみたら当たってた、ということが結構ありました。
――ブログを書かれていたとき、最初はバカリズムさんであることを伏せていたんですよね。
バカリズム 周りの友だちとか、たまたまたどり着いた知らない人とかしか読んでなかったですね。僕のことを本当にOLだと思って、『わたしもOLなんですけど』みたいなコメントをくれる人もいました(笑)
――ドラマ化されると聞いて、どう思われましたか?
バカリズム めちゃくちゃ嬉しかったです。本になったときもそうなんですけど、元々だれかに頼まれてやったものではなくて、ホントに趣味で暇つぶしでやってたことなので。言ってみれば、仕事よりももっと純粋な創作意欲を持って作っているものだから、それがそのままの形で映像化されるっていうのは感動しました。書いているときから、映像化したらこの役はこうだなとか、勝手に想像して楽しんだりもしていたので、すごく嬉しかったです。
――バカリズムさんご自身が主演されることは、最初から決まっていたんですか?
バカリズム いや、一番最初に悩んだのは、主人公をどうするかということだったんですよ。なんとなく、だれか女優さんがやるのかなと思ってたんですけど、それだと普通のOLドラマになっちゃって、元々この作品が秘めている凶器の部分が完全になくなってしまう。男がこれをずっと淡々と書いてたっていう面白さは、見え隠れしたほうがいいかなと思ったんです。なんとなく楽しいものとして見てもらって、『でもこれ、男が書いてんだよな』っていう、二重構造の面白さにしたかったんですよね。
――男性が女性を演じるとき、一般的にはオネエ言葉を使いますよね。でもバカリズムさんは、普段の喋り方そのまま。なのに違和感がまったくないのがすごいなと。
バカリズム ドラマの中の女性っぽい言葉って、実は普通の女性は使わないんですね。そういう違和感はずっとあって、これまでも自分がドラマを書くときは、そこは意識して、そうしないようにしてたんです。他の登場人物もそうなんですけど、台詞を活字で見ると、女性が喋っているとは分かりづらい文章なんですよ。実際、普通の女の人がそれくらいの喋り方だから、映像にすると自然に見えるということだと思います。
――外見も完全にバカリズムさんです。スカートは履いていますが、髪型もそのままですし、メイクも薄いグロスを塗るくらい。
バカリズム 最初はバカリズムにしか見えないんだけど、段々と『こういう女性、いる!』って思ってもらえたみたいです。僕もバカリズムっぽい仕草があるわけでもないから、ただ自然にしてただけ。たまにアドリブのやり取りになったときに、つい『オレ』って言っちゃうときはありましたけど(笑)。それ以外は、ホントに普段通りの自分ですね。
――女性たちが話す内容についてはいかがですか?
バカリズム 美に対する執着みたいなものは、女性ならではだと思います。脱毛に行ったり、化粧品がどうだとかいう話は、女性ならでは。でも考え方とかリアクションとか、人との関係性の築き方とかは、そんなに男と変わらない。男女では脳の作りが違うとか言われますけど、そんなに変わらないと思います。人による(笑)
――職場の仲良し5人組は、「こういう人、いそうだな」と思いつつも、それぞれ個性的です。インドア派でズボラな“私”(マスノ)、マスノの親友でストイックなマキちゃん(夏帆)、姉御肌の小峰様(臼田あさ美)、天然な妹キャラのサエちゃん(佐藤玲)、しっかり者の酒木さん(山田真歩)。
バカリズム ブログでは、順番に登場したんですよ。それでなんとなく、仲いい人はマキちゃんとか。こういうキャラはいないから、この人を入れようとか。バランスを考えて、空いているところを探して入れていった感じです。
――“私”のキャラクターは、バカリズムさんご自身に近い?
バカリズム 近いですね。僕が女だったら、こんな感じなんだろうなと思います。どうでもいいことに引っかかっちゃうっていうんですか。それを心の中で思うけど、だれにも話さずに終わったりするとか。普段、日常生活で思ったりすることを散りばめているので、“私”はまさに自分ですね。女だったら、たぶんマキちゃんみたいなタイプの人とつるんで、ボソボソ愚痴を言ったり、少人数でご飯に行ったりしそうです。
――一般的に女性がグループになると、衝突したり、確執が生まれたりしがちですが、この5人はそういうことがまったくないですよね。
バカリズム 自分が、いいなあと思う世界にしたかったんですよ。まさに理想郷ですよね。ちょっとしたことに喜んだり、悲しんだりして、基本的にはなにも起らないんだけど、微笑ましい。だから、恋愛も排除したんですよ。恋愛を入れるとギスギスしてしまったり、波風が立ったりしますよね。だれかがいないときにちょっと意地悪なことを言ったりもするけど、基本的には好き同士。そこだけは唯一、実際のOLさんからすると、『もっとギスギスしてる』って言われるかもしれないです。
僕、女の人が仲良くしてるのを見るのが好きなんですよ。なんか微笑ましいじゃないですか。いままで付き合ってきた彼女も、友だちと出掛けたりとか、一緒にご飯を食べて仲良さそうに喋ってるのとか、好きでした。平和じゃないですか。どうでもいい話を楽しそうに喋って、その報告を僕にしてきたりするわけですよ。そういうのを聞いてるのが好きなんです。そんなことに感動を覚えるんだとか、自分が気にもしなかったことだなとか、意外とそういうところに引っかかるんだとか。その新鮮さが好きですね。
――上司に対する不満が多く出てくるのも、イメージですか?
バカリズム イメージではあるんですけど、上司の愚痴ってみんな言うじゃないですか。意外と細かいことだったりして。ずっと勤めてるから、ホントに細かいことが段々とイラついてきて。最初は怒られたとか、理不尽なことを言われたとかがきっかけなんだけど、後半は『それはべつにいいじゃん』っていうようなことにもイラついたり(笑)
――上司に「羽田」というあだ名を付けますよね。どんな話も大抵ここに着陸するから、羽田(笑)。
バカリズム リサーチしてもらったら、どこの職場でも、嫌いな上司のことを裏で自分たちにしか分からないあだ名を付けるって、まあ、よくあるらしくて。どこでもそうなんだったら、よりリアルだなと思ったんです。
――ちなみに5人の中だったら、タイプの女性はだれですか?
バカリズム これ、難しいんですよね。撮影中によく話題になったんですよ。いやあ、難しいですね。みんなそれぞれ、面倒くさそうなところがあるから(笑)。友だちだったらいいんですけど。普段、男性に見せない一面というか、本性というか、わりと内面をさらけ出してるじゃないですか。先にそれを知っちゃうと、なに言われるか分かんないな、みたいな。でもたぶん、小峰様が一番良さそうな感じしますね。他はちょっとしんどそうですね。
――小峰様のどんなところがいい?
バカリズム 完全に僕の中の設定なんですけど、後輩たちの前では姉御肌で、サバサバしてて、上司にもバシバシ言うんですけど、たぶんね、彼氏には普通に女の子なんですよ。だから5人の中で、一番長く付き合ってる彼氏がいるんです。小峰様は、『彼氏と食事に行く』って言って帰るシーンがあるんですよ。そこはちゃんと彼氏と行くんですよね。マキちゃんは、彼氏と全然会わない。ほったらかし(笑)。なんかね、自由なんですよ。自分のタイミングで会う感じだから、よっぽどそういうのが大丈夫な男性じゃないとキツいと思います。
――酒木さんはみんなに「絶対結婚できない」と言われてしまいますね。
バカリズム でも一番いい奥さんになるのは酒木さんですよ。たぶんこの中でそういういじりを受けているだけで、実際は一番ちゃんとしそうですよね。結婚するならあれくらいキッチリしてたほうが、いいんじゃないですかね。
――結婚するなら酒木さんがいい?
バカリズム あ~、でもやっぱり、小峰様です(笑)。小峰様は、やっぱり可愛いですよね。ブログのときから、小峰様が圧倒的に人気だったんですよ。だからドラマ化されるときも、『小峰様、だれがやるの?』っていうところに注目が集まったんです。たぶん、文章を読んで想像する小峰様よりも、実際はちょっと可愛めなんですよ。でもそれがいいって思ったんですよね。実際にこの人と起きた出来事を後輩がブログに書くと、そこまで可愛くなくなる(笑)。
実はそんなに姉御肌でもないけど、後輩の目線からすると、そういう風に見えるんですよね。ブログを読んでた人は、もっと姉御肌な人を想像しがちだと思うんですけど、それだとリアルじゃないんですよ。自然な姉御肌ってこれくらいの人で、やっぱり後輩から見て可愛い一面もあるから慕われると思うんです。だから臼田さんは絶妙なバランスでした。
――姉御肌って、抱えさせられるほうもしんどいですよね。
バカリズム そうなんですよね。それに、意外と姉御肌って鼻につく場合があるじゃないですか(笑)。自分で自覚してる姉御肌の人、たまにいますよね。姉御然としてる人。『いやいや、もう姉御肌って言ってもらいたいんじゃん!』みたいな。サバサバしてますアピールみたいな。それってダサいなと思って。小峰様はそういうのがなくて、ナチュラル。たまに垣間見えるのがちょうどいいなと思いました。
――サエちゃんは天然キャラですが、実際に職場にいたらちょっと……。
バカリズム 鬱陶しいですね(笑)。でも、このコがこのグループにいることで、ものすごくバランスが取れている。みんながこのコをいじるじゃないですか。そういう捌け口として、イイ。本人もあんまり気にしないタイプだし。けっこうギリギリの線いってるんですけど、人懐っこいところも出すし、悪気がないから嫌われないんですよ。
――最終回はどうなるのかとハラハラしましたが、お見事でした。
バカリズム 元々ブログをやってるときに、こう終わらせようって思ってた終わり方なんです。ドラマではそうするつもりはなかったんですけど、監督に言ったら『それ、めちゃくちゃいいじゃないですか』って言われて。そんな頭おかしい終わり方、絶対やったほうがいいって(笑)。本当は終わらせなくても良かったんですけど、でもドラマをやる限りは、一応、最終回っぽい感じにしなきゃいけないし、やっぱり最後に衝撃を与えたかったんですよね。あの終わり方をすることで、それまでの良さが引き立つというか。なんでもない日常だったけど、ああ、良かったなって思えると思います。
――この作品を通して、女性に対する見方は変わりましたか。
バカリズム 僕、元々、女性が好きなんですよ。ヘンな意味じゃなくて(笑)。専門学校のとき、クラスのマスコット的存在だったんです。背が小さくて、ちょこまかしてるから可愛がられたんですよね。それからも、女の人何人かと、男は僕一人っていうのが、けっこうあるんです。アイドル番組を男一人でやってたりとか。なので、そんなに不自然なことでもなかったです。自分がいままで見てきたこととか、感じてきたことをそのまま出した感じですね。
――脚本などのお仕事が急増されていますが、今後どういったお仕事をしていきたいですか。
バカリズム 一番好きなのは、『架空OL日記』みたいのをダラダラやっていたい。なんならこのドラマ、ずっとやってほしいくらいです。だけど、ホントにリアルにやっていくと、登場人物たちが結婚しちゃうんですよね。だから続編をやるとしたら、早めがいいんですよ。
――続編も考えているんですか?
バカリズム 僕はやりたいですね。同じキャストで。もう、まんまその人たちにしか見えなくなっちゃっているし、見てくれた人も愛着が湧いていると思うので。これが急にキャストが変わったりすると、すごく大人の事情くさくて嫌なんですよ(笑)。急にドラマっぽくなるじゃないですか。そこで冷めちゃうと思うんですよね。この作品はドラマっぽくないところがいいと思うんです。
――物を書くということだと、チャレンジしたい分野はありますか?
バカリズム なんだろう、まだやっていないこと……。ハリウッド映画みたいな脚本ですかね。ど派手な、明らかにお金がかかりそうな。いままで、わりとお金がかからないように、かからないように、書いてきたんですよ。本当にワンシチュエーションで。結局こっちが好きなんですけど、なんかこっちばっかりやってると、たまにそういうのをやってみても面白いかなと思います。
――最後に、脚本のお仕事は、「芸人・バカリズム」にどんな影響を与えていますか。
バカリズム ネタを書いたりとか、なにかを作るときに、構成が上手くなったとは思います。全体で見られるようになったというか。ネタにしても、喋ることに関しても、構成力はついたかもしれないですね。
女の話はつまらない――男性からそう思われていることに、女の私たちはコンプレックスを感じ、辟易もしている。しかしバカリズムは、「どうでもいいことを楽しそうに話す女の人たちが好き」と言う。『架空OL日記』は、そんな彼の女性に対する温かい目線で描かれており、「私たちって、意外と面白い存在じゃん!」と前向きな気持ちにさせてくれる。もっと女友だちを大切にしよう。バカリズムが理想とするような、微笑ましい関係を築いていこう。そんなホットな気持ちにもさせてくれる。女性が観れば凄まじく共感し、男性が観れば「女の話はつまらない」という概念が一気に覆されるに違いない。私たちはくだらないかもしれないが、それなりに毎日、楽しく暮らしているのだ。
取材・文=尾崎ムギ子
<主な登場人物>
●私:升野英知(ますのひでとも)
恋愛はやや遠ざかり気味、週末はややインドア派で、何かとややズボラ気味…。
入社5年目の銀行一般職OL。彼氏無しの実家住まい。ゲームと食べることが好き。
●藤川真紀(ふじかわまき)(24):夏帆
通称マキちゃん。入社5年目で、マスノの同期・親友。彼氏ありの実家住まい。ある日マスノと一緒にジムに行き、筋トレにハマる。気がつけば腹筋が6つに割れんばかりの勢いでジムに通っている。ストイックな性格。
●小峰智子(こみねともこ)(27):臼田あさ美
入社7年目、マスノの先輩にあたるOL。通称「小峰様」。彼氏ありで実家住まい。中高はバレー部のキャプテン。姉御肌で、上司にも物怖じせずハッキリ意見を述べ、後輩の面倒見も良い、頼れる先輩。
●五十嵐紗英(いがらしさえ)(22):佐藤玲
入社2年目。升野の後輩。彼氏無しの実家住まい。漫画好きで天然な妹キャラ。
●酒木法子(さかきのりこ)(29):山田真歩
入社10年目。彼氏募集中。実家住まい。規律に細かく、家庭的でしっかりもの。特技はボウリング。
<監督>
監督は、住田崇すみだたかし)。2017年1月・日本テレビで放送が開始されたバカリズム脚本・主演のドラマ「住住」でも監督を務める。他監督作には「潜入捜査アイドル・刑事ダンス」・「戦国鍋TV」・「怪獣倶楽部」・「バカリズムTHE MOVIE」など。
<スタッフ>
原作:架空OL日記1、架空OL日記2(バカリズム 著/小学館文庫)
脚本:バカリズム
監督:住田崇
主題歌:「月曜日戦争」吉澤嘉代子(日本クラウン)
企画協力:マセキ芸能社
制作プロダクション:AOI Pro.
製作:2017「架空OL日記」製作委員会
(読売テレビ / Hulu / AOI Pro. / ジェイアール東日本企画 /ティップネス / C Channel / ポニーキャニオン /ローソンHMVエンタテイメント)
(C)2017「架空OL日記」製作委員会