秋は大掃除のベストタイミング! モノが多い・捨てられない人に送る、片付け決定版
公開日:2017/10/30
「10月大掃除」をご存じだろうか? かたづけ士の小松易氏が提唱する、寒すぎず忙しすぎない秋にこそ家をきれいにしてしまおう、という理にかなった提案だ。しかし、いざ大掃除という前にまず必要なのが「モノを減らすこと」という方も多いだろう。
そこでこの秋におすすめしたいのが『見てわかる、断捨離 決定版』(やましたひでこ:監修/マガジンハウス)。大判でビジュアルたっぷり、「溜め込みさんの断捨離に完全密着 本気で片付く7つのステップ」「住まいの2大スポット 徹底リセット法」などの実践的なノウハウに溢れた使える一冊であり、同時に「やましたひでこのキッチン公開」「憧れの呼吸空間に住まう人々のお宅拝見」など、真似したくなる素敵な部屋の数々に触れることでやる気もキープできる。
とりあえず巻頭マンガ、今日マチ子「私のジャケット」を読んでほしい。罪悪感でも義務感でもない、自分の幸福のために片付けよう! そんな気持ちが盛り上がる。
■断捨離は、すればするほど自分が見える
では早速「本気で片付く7つのステップ」で片付け開始!
1 まずは現状認識
収納の扉をすべて開け放ち、量が多すぎないか、今の自分に必要かを客観視。
2 自己否定をやめる
現状を見て「なんてダメな私…」と思うのはエネルギーの無駄遣い。むしろこんな状態をなんとかしようと決意している自分を評価して!
3 肝心なのは、そもそもどう暮らしたいか
ビジョンを明確にすると、方向性がはっきりして作業がはかどる。
4 どこからどう着手するかを見極める
簡単な場所からはじめて達成感を得るのか、まずは難関に着手するか。迷ったら「Bathroom」「Bedroom」「Benjo」(!)の3Bがオススメ。
5 いざ、断捨離実践!
第1のふるいは「どこからどう見てもゴミ」を捨てる。第2は「自分」が、「今」使うものだけを残す。第3はそれらが必要か、ふさわしいか、心地よいかの再検証。
6 ここで初めて、整理・収納へ
複雑に詰め込んで納めるのでなく、モノを徹底して減らしたうえで、使いやすいように。
7 そしてさらなる`離`の境地へ
機能的で美的であるように「7・5・1の法則」に従って、モノの割合を「見せる収納は1割」「見える収納は5割」「見えない収納は7割」に。
捨てるか、捨てないか、片付けは自分との対話でもある。断捨離して自分を知り、「家が片付けば、人生も片付く」を実感する人は現在も増加中。この秋、あなたもぜひ!
文=青柳寧子
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