号泣する日は“花嫁メイク”で目の下が黒くなるのを防ぐ! 知っておくと便利なメイク術

健康・美容

公開日:2017/11/3

『美しくなる判断がどんな時もできる』(長井かおり/ダイヤモンド社)

 メイク迷子たちのバイブルとなり、ベストセラーになった美容本『周囲がざわつく自分になる 必要なのはコスメではなくテクニック』(長井かおり/ダイヤモンド社)の第2弾となる『美しくなる判断がどんな時もできる』(長井かおり/ダイヤモンド社)が出版されました。

 著者である長井かおりさんは、化粧品メーカーの販売員としてキャリアをスタートさせ、ヘアメイクアップアーティストへ転身、多くの女優やモデルのヘアメイクを担当してきた美容のプロ中のプロ。第2弾では、さまざまなメイクの現場を経験してきた長井さんだからこそ知っている「身につけておいて、本当によかった!」と、どんなときもあなたを裏切らないメイクテクニックを惜しげもなく披露しています。

■号泣する日は花嫁メイク
 結婚式、送別会、大事な時だからこそメイクをしないわけにはいかない。でも、号泣して目の下が真っ黒なんてことになったら、せっかくの感動も台無し。いったいどうしたらいいのか…泣きそうなシチュエーションでのメイクはなかなか難しいものです。どんなに泣いても泣いても目の下が黒くならないメイク、そのヒントは花嫁メイク! 著者である長井さんはウエディングヘアメイクを経験し、花嫁がどんなに号泣しても崩れないメイクテクニックがあることを知りました。

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 その方法は「下まぶたの目尻の部分にルーセントパウダー(おしろい)をすり込む」だけです。泣くとメイクが落ちるのはマスカラやアイラインの色が水分に触れ、溶けて混ざるからです。下まぶたに粉があると涙で液状になったマスカラやアイラインは目の周りに留まらず、粉の上にポロっと転げ落ちます。泣いてしまいそうな日ははいつものメイクにプラスしてパウダーをしっかりと、指で触ってサラサラとした感触になるまで塗りましょう。

 また、泣いた後などの腫れた目はアイシャドウでスッキリした目に見せられるといいます。使用するのは、ブラウンシャドウ。普段のアイシャドウより広めに、指を使ってぼかしながらブラウンシャドウをのせます。塗る範囲がポイントで、まぶたから塗り始め、眉の下にある骨の下まで、思いっきり広げること。まぶたに影を作るイメージで、肌色に近いブラウンやベージュにすると失敗がありません。腫れた目はまぶたにお肉がかぶってくるので、アイラインは不要。アイラッシュカーラーもまつ毛の先のカールを頑張るだけ、完璧に隠したい人はメガネをかけるとより影ができて腫れを上手く隠せます。むくんで目が腫れぼったくなりやすい、体調の悪い日や生理中にもおすすめのメイクテクニックです。

どんなシーンでも、どんな状況でも、メイクのキモさえ知っていれば自分を最高に見せられる

「目が小さい」「シミが気になる」「眉毛の形が決まらない」など、なにかしらのコンプレックスや悩みを抱えている人は少なくないと思います。悩みに対してどうしたらいいのか、高機能なコスメに頼ってしまう人もいるでしょう。そんな人たちに長井さんは「大丈夫! テクニックでキレイになれる!」といいます。すべてのメイクには理由があり、テクニックを身につければ、日常生活のあらゆるシーンでどうすればいいのか自分で判断できるようなると断言するのです。テクニックというと難しいものを想像してしまうかもしれませんが、本書で紹介されるテクニックはいつもよりアイシャドウを広めに塗るとか、ちょっとしたひと手間です。「こういうときはこうすればいいのか!」「私の悩みって、そんなことで解決するの?」と驚くこと間違いなしの一冊です。

文=なつめ