NHK『あさイチ』ゲスト出演のスーパードクターが伝授!「筋膜リリース」で痩せる力を目覚めさせる
公開日:2017/11/7
本日、11月7日(火)放送のNHK『あさイチ』で取り上げられたテーマは「スマホによる首、肩の不調を筋膜リリースで解きほぐす」。そのゲストとしてスーパードクターと話題の竹井仁さんが出演しました。
竹井さんが提唱したのは、「筋膜リリース」という体のほぐし方です。何をしても取れなかった、肩こりやむくみなどのつらい体の症状。これらの慢性症状を改善する全く新しいアプローチを伝授しています。実績豊富な筋膜博士が解剖学・生理学・運動学という医学的知識をもとに考案した、いわば「健康ファースト」のダイエットエクササイズ!
発表されるや否や、『ためしてガッテン』『ここが聞きたい! 名医にQ』(NHK)など数多くのメディアでも取り上げられ、話題に。当サイトでも取り上げた『自分でできる! 筋膜リリースパーフェクトガイド──筋膜博士が教える決定版』(竹井仁/自由国民社)は、30万部を超えるベストセラーとなりました。
本記事でご紹介するのは、「筋膜リリース」のパワーをダイエットに応用する方法をまとめた竹井さんの最新作『やせる! 筋膜リリース ダイエット編──筋膜博士が教える決定版』(自由国民社)です。科学的根拠に基づいた簡単に取り入れられる運動で、体の不調を未然に防ぐだけではなく、痩せる体質へと後押ししてくれるのです。
■筋肉のボディスーツ「筋膜」
では筋膜とは何か。ちょっとおさらいをしてみましょう。筋膜とは、筋肉や内臓のまわりを包み込む膜のことです。この膜は全身に張り巡らされ、「第二の骨格」とも言われています。おもな筋膜は5つ。代表的なものは、皮膚の下にある「浅筋膜」と筋肉の上にボディスーツのように張り巡らされている「深筋膜」です。
私たちが細かく滑らかな動きができるのは、筋膜のお陰といっても過言ではありません。正しい姿勢や動作を支えているのは、全身に張り巡らされている筋膜なのです。
もしも筋膜に異常が起こった場合、その異常をほかの部分でカバーしようと別の部位が無理をします。そして体のさまざまな不調へと発展していくのです。筋膜の異常とは、「ねじれ」や「よじれ」にあります。この異常事態を解除するのが、「筋膜リリース」という体操です。
今までのストレッチは、筋膜のネットワークを意識したものではありませんでした。そのため、ストレッチをしても、肩こりや関節の痛みが取れないことも。
しかし竹井さんが教えてくれるのは、筋膜を正常な状態に戻し、伸縮性のある柔らかい状態を保つ体操です。この体操がダイエットにも関係あるそうです。
■なまけもの筋肉を筋膜リリースで覚醒!
痩せるためには、何が必要か。それは適正な「食事」と「運動」にあります。「筋膜リリース」がダイエットに大いなる力を与えるのは、運動能力を底上げするからです。筋膜を広い範囲で「リリース」つまり「解きほぐす」と、その筋膜が覆う筋肉の動きが改善されます。一般的に知られていませんが、筋肉は実は「なまけもの」です。
例えば、ある筋肉を構成する筋繊維を10の班に分けたとします。筋肉が活動すると、まず1班2班の筋繊維が活動して筋肉を動かします。疲れると3班4班へ交替します。続いて5班6班も続きます。次は7班8班が活動する予定です。しかし筋膜が硬いと、休憩を取った1班2班がまた活動します。すると7班以降は常に待機、休みっぱなしに。
しかし「筋膜リリース」を行うと状況が一変します。なまけていた7班以降を目覚めさせ、少しずつでいいから、みんなで協力しようと活動に参加します。「筋膜リリース」は、なまけていた筋肉も動員し、活動可能な筋肉量を増やすことにつながっているのです。
さらに「筋膜リリース」で筋肉の柔軟性を高めることは、筋肉を動かし代謝を高めるだけではなく、筋肉の持つポンプ作用も増強。血行を良くします。細胞を元気にさせる酸素や栄養が届きやすくなり、いっそうの基礎代謝のアップになります。
この筋膜リリースを行った上で、ウォーキングや水泳など有酸素運動を行うと、よりいっそうの効果が実感できるでしょう。
■30秒以上続けることが大事!
ではダイエットに効果的なのは、どのような「筋膜リリース」なのでしょうか。全貌は、本書にまとめられていますが、その中から基本となる動きを少しだけご紹介。
(1)筒状に伸ばすL字筋膜リリース
(2)シェー筋膜リリース
(1)は、背中や腹筋、そしてふくらはぎまでもリリースする運動。(2)は脇の下、ウエスト、ふとももがほぐされるでしょう。それぞれ30秒を3回行います。
「筋膜リリース」を行う上での注意点があります。最初は20秒からはじめて、30秒40秒と時間を延ばしていきましょう。最初の10秒に感じる伸長は、「エラスチン線維」と呼ばれる部分です。ここで伸びる感じが止まってきますが、その後に伸び始めるのが「コラーゲン線維」。ここからが本当のリリースになります。硬いバターがじんわりと溶けてくるようなイメージで体操を行ってください。
この「筋膜リリース」を2週間続けて行えば「体が軽くなった」という自覚が持てるでしょう。そして4週間続けたなら、周囲の人に「姿勢がきれいになったね」「若返ったね」などと声を掛けられることでしょう。
■筋膜に良い食事も紹介
ダイエットは「食事」と「運動」の2本柱。運動だけに偏ってはスリムにはなれません。本書では、さまざまな部位の筋肉にやる気スイッチを入れる方法だけではなく、効果的な食事の摂り方も紹介されています。医学博士がおすすめする科学的なダイエット食についても記されています。もちろん筋膜の働きを補強する栄養の摂り方もあります。
今まで運動しても効果を実感していない人は、筋膜に着目していなかったからかもしれません。あなたの体のパフォーマンスを最大限に上げる手段になりうる「筋膜リリース」。結果の出る運動で理想のプロポーションを手に入れてはいかがでしょうか。
文=武藤徉子
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