マイナスの感情に振り回されがちな人へ…お坊さんが教える「不安や心配な気持ちをしずめ、心を落ち着かせる」習慣

暮らし

公開日:2017/11/30

 乱れた心が調う方法を、禅宗の修行をもとに紹介する『お坊さんにならう こころが調う 朝・昼・夜の習慣』が、2017年11月11日(土)に発売された。

 いろいろなことが気になって心が落ち着かない…。そんな時に、テレビや新聞から心が痛くなる事件・事故のニュースばかり流れてくると、どうしても気持ちが辛くなるもの。SNSから洪水のように押し寄せてくる情報で、人間関係をわずらわしく感じたりもするだろう。そんな時に心が落ち着かなくなってしまう人は、同書でお坊さんの知恵に学ぼう。

 同書では、禅宗の修行生活や坐禅などを紹介。同時に「一日を清らかに始め」「一日を穏やかに仕舞う」ために、「不安や心配な気持ちをしずめ、心を落ち着かせる」方法を伝えている。

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・一日を清らかに始める「朝の習慣」
「呼吸を調える」「心をこめて、玄関・トイレを掃除する」…
・心をざわつかせない「昼(日中)の習慣」
「修行だと思って仕事に取り組む」「あえて空腹の時間をつくってみる」…
・一日を穏やかに仕舞う「夜の習慣」
「布団の中で、一日を振り返る」「『目標』『夢』は、毎晩捨てる」…
・それでもまだ晴れない心が調う「禅的考え方」
「不安な心は自分が生み出している」「腹が立つのは執着があるから」…

 同書には、坐禅や修行に行かなくても家で気軽に実践可能な「心を調える」46の習慣を収録。不安や怒り、心配などのマイナスの感情に振り回されがちな人には効果的だ。

 禅の修行で実践されてきた方法を活かして、せわしない日常で溜まっていく余分な感情を洗い流そう。

平井正修(ひらい・しょうしゅう)
臨済宗国泰寺派全生庵住職。1990年に学習院大学法学部卒。同年、静岡県三島市龍澤寺専門道場に入山し、2001年に下山。2003年、全生庵第七世住職就任。2016年には日本大学危機管理学部客員教授就任。現在、安倍首相や中曽根元首相などの政界・財界人が多く参禅する全生庵にて、坐禅会や写経会など布教に努めている。著書は、『最後のサムライ山岡鉄舟』『坐禅のすすめ』『花のように、生きる』『13歳からの仏教塾』『三つの毒を捨てなさい』『男の禅語』『山岡鉄舟修養訓』『忘れる力』など多数。

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