人生を変える小さな習慣(2) 電話とインターネットを引き抜いて仕事をする

ビジネス

公開日:2017/11/30

『ライフハック大全』

 人生と仕事を変えるのは「小さな習慣」だ!――ライフ(人生)を快適にハックする簡単な方法を、著書『ライフハック大全』から選り抜いて紹介します。第2回目は「仕事効率を高めるライフハック」です。

 いまは、オフィスのどこにいてもWi-Fiに接続することができますし、出先にいてもスマートフォンがネットにつながるようになっています。これはとても便利な反面、集中する時間をもちたいと思っている人にはとても不都合です。

 インターネットは、集中したいと思っている人にとっては天敵なのです。

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 そこで強硬策ではあるのですが、「これから30分集中したい」と考えているときには、インターネットの接続そのものを切ってしまいましょう。有線LANならばケーブルを引き抜いてしまいますし、Wi-Fiならばその接続を切ってしまいます。

 完全にネットを遮断できない事情があるなら、アプリ単位でネットへの接続をスケジュールやタイマーに従って制御してくれるサービス「Freedom」を利用することもできます。

 同様に、一定時間抜いてしまうと効果的なのが電話です。集中したい時間の間、こっそりと電話線を抜いてしまうのです。

 仕事によっては、長い時間メールを読まなかったり、電話に出なかったりした場合に支障が出ることもあるでしょうから、このテクニックは様子を見ながら使う必要がありますが、実際にやってみると、

■たとえ短時間でも「電話がかかってくる可能性がない」という状況を作り出すと、それだけ安心して短い時間に集中を発揮できる
■あなたがネットワークや電話を切っていることは、意外に誰も気づかない

 ということに気づきます。

 自分の集中時間は自分で守らなければいけません。ここぞというときには、こうした大胆な手段も使ってみてください。

【著者プロフィール】
堀正岳(ほり・まさたけ)

研究者・ブロガー。北極における気候変動を研究するかたわら、ライフハック、IT、文具などをテーマとしたブログ「Lifehacking.jp」を運営。知的生産、仕事術、ソーシャルメディアなどについて著書多数。理学博士。