月収10万円だった4人の子持ちシングルマザーがたった2年で月収1400万円になった「ノートの魔法」シリーズ1(全6回)~他人に使うエネルギーを、自分と向き合うために使おう

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更新日:2018/1/5

『お金の神様に可愛がられる3行ノートの魔法』(藤本さきこ/KADOKAWA)

 もう12月。2017年も残り1カ月を切りました。
 みなさんはもう来年の手帳や日記帳、購入しましたか?

 ノートを使って自分の毎日を充実させてみたい人におすすめの一冊があります。2017年12月8日に発売の『お金の神様に可愛がられる3行ノートの魔法』(藤本さきこ/KADOKAWA)です。

 著者・藤本さきこさんは月収10万円のシングルマザーから月収1400万円の起業家へと華麗な転身を遂げた女性。
 自分のありのままの感情と向き合い掘り下げていくことで、自分の中の思い込みや人生への設定を明らかにし、それを理想のものに変更していくという独自の『設定変更』メソッドで、自らの人生を劇的に好転させてきました。

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 この本ではノートを使って自分と向き合うことの重要さが一貫して語られます。藤本さきこさんご自身の『設定変更』の成功の要因は「どんな時もノートに書いて、書いて、書きまくっていた」ことだそう。彼女が使ってきたノートの総数はなんと20冊以上にもなるといいます。
 本書の中ではそのノートを積み上げた写真も公開されていますが、この中に彼女の人生を変えた軌跡が詰まっていると思うと、なかなかの迫力を感じます。

しばらくはモレスキンを使用していましたが、最近はルイ・ヴィトンのノートに書いています。

「私がどんな風にノートを活用してきたかをみんなに伝えれば、喜んでもらえるかもしれない!」。そのような思いで、多くの人たちに『設定変更』のパワーとノートの魔法を知ってもらうために書かれたそうです。

 とはいえ、「でも、仕事も家事も子育てもしていたら、時間なんてなかなか取れないんだよ〜」と思っていた私の目を覚まさせたのは、この言葉でした。

『時間が取れなかった』のではなく、『時間を取らなかった』。
『眠くて書けなかった』のではなく、『眠くて書かなかった』。
『書こうとしたけど、進まなかった』のではなく、『書こうとしたけど、面倒になった』と言い換えてください。

 ああ、耳が痛い…。ごもっともです…。「時間がない」という理由で、自分と向き合うことを後回しにしているのは、他でもない自分なのですよね。

「無意識のうちに自分と向き合うことを避けている人が多い」と藤本さきこさんは語ります。

「自分の感情と向き合うのには、かなりのエネルギーを使います。(中略)『ノートを書くことが続かない』と言う人は、あなた自身をないがしろにして、あなたの感情と向き合うことを避けていたり、ごまかしたりしている証拠です」

“言い訳”“逃げの姿勢”にも徹底的に向き合うことで現在の理想の生活を実現してきた彼女から、あたたかいメッセージを。

私たちの1日の体力や気力は有限です。
そのエネルギーを、自分の感情と向き合うのに使うか、それとも、他の人や物やことのために使うのか。(中略)
ノートを書く気力が残らないほど、消耗してしまうエネルギー。
人の機嫌を取ったり、誰かとうまくやったりするために使うエネルギー。
それを、自分自身と向き合うためのエネルギーとして使ったとしたら?(中略)
ノートに感情を書くための時間を作り習慣化するだけで、あっという間に、
あなたの世界も人生も変わるような気がしませんか?

どれだけ自分のためにエネルギーを使ってきたのかをノートの数が増えるごとに確認できます。

 月収10万円、貯金ゼロ、ボロボロの家、離婚歴あり、子どもあり、の貧困シングルマザーから月収1400万円の起業家へと駆け登った彼女から学べることはたくさんありそうです。

文=村上杏菜

藤本さきこ(ふじもとさきこ)
1981年生まれ、青森県出身。株式会社ラデスペリテ 代表取締役。
累計3万人を動員した「宇宙レベルで人生の設定変更セミナー」を主宰する人気講演家。布ナプキンや出産ギフト、ハンドメイド雑貨の店舗「petite la’ deux(プティラドゥ)」を友人と共同創業する。「女性性」を大切にすることをテーマに人生の在り方を追求した結果、実店舗を閉鎖し、ネットショップへと事業形態を変更。2年で年商3億円を超える規模に拡大。現在は、エジプト香油も扱う。2年間で20冊分の「設定変更ノート」を書き続けたことで人生が劇的に好転する。処女作『お金の神様に可愛がられる方法』は発売前重版がかかるベストセラーに。