成功の邪魔をしているのは自分自身!? 「絶対に無理だよ」「私には向いていないんだ」…臆病な心の声の正体は?
公開日:2017/12/5
自分自身を妨害してしまう心理のメカニズムを解説する、『臆病な自分から自由になる方法』が2017年11月29日(水)に発売された。
新しい一歩を踏み出すとき、心の中で「絶対に無理だよ」「私には向いていないんだ」「きっと、うまくいかないさ」などと、足を引っ張る声が聞こえることがあるだろう。そのまま後ろ向きな心の声にとらわれてしまうと、何をするにも臆病になって成功をつかめなくなってしまう。
「なぜ、私たちは自分で自分を妨害してしまうのか?」「どうすれば、この声から自由になることができるのか?」「この『心の声』の正体は何なのか?」…。この問題をコーチングのプロが解明する。
著者は自分で自分を妨害する心の声を「マインドファック」と名付け、7種類に分類。それぞれの問題を解消する方法を提案していく。同書にまとめられた対処法は、新しいチャレンジを前に自信をなくしている人や、「今とは違う自分になりたい」「成功をつかみたい」と願っているすべての人の助けになるだろう。
臆病な思考から自由になれば、追い求めている成功に手が届くかもしれない。
<私たちの成功を妨害する7つの「マインドファック」>
・破滅型マインドファック
→今、〇〇をしたら、二度と□□できない。
・自己否定型マインドファック
→××が幸せになって初めて自分も幸せになれる。
・強制型マインドファック
→今、役に立たなければ無能だということだ。
・評価型マインドファック
→自分はあの人より、よく知っている。
・ルール型マインドファック
→物事はこうあるべき。それ以外はあり得ない。
・不信型マインドファック
→他人は信用できない。
・過剰モチベーション型マインドファック
→絶対大丈夫! やり遂げられる!(行き過ぎたポジティブシンキング)
<対処法の一例>
・心の中で「ストップ!」と叫ぶ。
・自分を客観的な視点で見つめる(メタ視点)。
・心の声を認め、別の建設的な考え方に結びつける。
→「私は自分で“妨害”に気付いている。それでも集中して試験勉強に取り組む」と声に出す。
・マインドファックを遠ざけるエクササイズ。
・空想の中にひきこもる。 etc…
ペトラ・ボック
1970年生まれ。作家。経営コンサルタント。政治学博士。ベルリン自由大学客員講師。1990年代、大学で20世紀の政治システムの転換について学んだのち、民間のコンサルタント企業に入社。変化のプロセスの専門家として、企業の変革の支援や経営者への助言を行う。そのなかで、「個人」の変化のプロセスにも強い関心を持つようになり、どうすれば自分を犠牲にすることなく目標を達成し、意義ある人生を送れるかというテーマに取り組んできた。2008年にはドクター・ボック・コーチング・アカデミーを設立。「潜在能力を発揮し、仕事のパフォーマンスを上げるとともに、生活の質を上げるためのコーチング」を目標とする同アカデミーでは、スタッフとともに、ビジネスコーチ(仕事で力を発揮する手伝いをするコーチ)とライフコーチ(人生の目標を見つけ、それを実現する手助けをするコーチ)の育成に日々力を注いでいる。著書に、ベストセラー『Die Kunst, seine Berufungzu finden(自分に合った仕事を見つけるコツ)』などがある。
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