月収10万円だった4人の子持ちシングルマザーがたった2年で月収1400万円になった「ノートの魔法」シリーズ6(全6回)~人生を変える極意は、「明らめる」「感じる」「決める」の3つだけ!
公開日:2017/12/25
近頃増えている“スキルシェア”のサービスやプラットフォーム。
個人が簡単に「先生」や「提供者」になれる昨今、ふとSNSをみると昔の友人が「◯◯講座」を開催していた、なんてことも珍しくありません。そんな時「たいしたことないくせに」と心のどこかで思ってしまう人はいないでしょうか……?
そう思う人は、もしかしたら「自分もやってみたい」という気持ちがあるのかも。累計3万人を動員した「宇宙レベルで人生の設定変更セミナー」を主宰する人気講演家の藤本さきこさんも、5年前はそんな一人だったそう。
『お金の神様に可愛がられる「3行ノート」の魔法』(藤本さきこ/KADOKAWA)では、彼女が人気講演家へと踏み出したきっかけとその方法が語られています。
月収10万円のシングルマザーだった彼女。
「いつか人前で話す仕事がしたい」と思いながらも恐怖感があったといいます。個人セミナーを開催した知人がSNSで叩かれているのをみては「やっぱりね」なんて思っていたそう…。
そんな彼女の転機となったのは「どうして人前で話すのが怖いんだろう?」という気持ちを深堀し、自分を縛る「設定」を見つけたこと。それを本当の望みにふさわしいものへと「設定変更」していったのです。
手順はたったの3ステップ。
1 ありのままの今の自分を「明らめる」
2 今の気持ちを全力で「感じる」
3 望む世界の設定を「決める」
まず「明らめる」のステップとして、次のように気持ちを探っていったそう。
人前で話すのが怖いのはどうして? → ちゃんと話せないから → ちゃんと話せないと何が困るの? → 嫌われる、呆れられる、がっかりされる、すごいと思われない……。
つまり当時の彼女の設定は、「上手に話せないと人前で話してはいけない。すごいと思われたいから人前で話したい」。
ちなみに前回ご紹介した「感情を事実と幻に分けて考える」もこのステップに含まれます。
さらにこの設定をふまえて「どうしたい?」と自分の胸に聞いてみたところ「やっぱり人前で話す仕事がしたい」。同時に「人からすごいと思われるために人前で話したいのではなくて、私には伝えたいことがある」とも再確認したそう。これが「感じる」のステップです。
そして最後のステップは「決める」。
ここまで洗い出してきた気持ちをふまえ、彼女が決めたのは「うまく話せなくても人前で話していい」ということでした。
人前で話すことを自分に許せるようになった彼女は、自らそのような機会を設け、少しずつ規模を大きくした結果、あっというまに年収は1400万円に。
「『人前で話すのが怖い』なんて思っていた5年前が本当に嘘のよう」と語る言葉には、実体験にもとづく力強い説得力を感じます。
大きな不満はなくとも、「もっと稼ぎたい」「もっといい生活がしたい」と思うこと、多くの人にはあると思います(私もあります)。あるいは今の今、何らかのトラブルに直面していて、解決したいけどどうしていいかわからない人もきっといるでしょう。
「そんな人はぜひ、自分の『設定』を疑ってみてください。
トラブルに見舞われてしまうのも、望む世界にあと一歩届かないのも、あなたが自分の中に作っている思い込みの『設定』が原因かもしれません。
あなたが今味わっているその感情、本当にお好みですか?」
このメッセージが心に引っかかった人は、本書を参考にぜひ「設定変更」を試してみてください。引き寄せよりもよほど現実的な魔法ですよ♪
文=村上杏菜
1981年生まれ、青森県出身。株式会社ラデスペリテ 代表取締役。
累計3万人を動員した「宇宙レベルで人生の設定変更セミナー」を主宰する人気講演家。布ナプキンや出産ギフト、ハンドメイド雑貨の店舗「petite la’ deux(プティラドゥ)」を友人と共同創業する。「女性性」を大切にすることをテーマに人生の在り方を追求した結果、実店舗を閉鎖し、ネットショップへと事業形態を変更。2年で年商3億円を超える規模に拡大。現在は、エジプト香油も扱う。2年間で20冊分の「設定変更ノート」を書き続けたことで人生が劇的に好転する。処女作『お金の神様に可愛がられる方法』は発売前重版がかかるベストセラーに。