高橋一生さんの読書遍歴に、全文化系女子刮目せよ!!!! 「BOOK OF THE YEAR2017」特集番外編
更新日:2017/12/6
12月ですね。今年がもうすぐ終わってしまうことに愕然としている方もいるかもしれません。私です!!
今月のダ・ヴィンチでは、そんな年末気分をいっそう(?)盛り上げる恒例大特集「BOOK OF THE YEAR2017」をお届けします。
「あなたが選ぶ、今年最も心に残った1冊は?」をテーマに、本を愛する方々の4576通もの回答をもとに集計したランキングをはじめ、豪華コンテンツを収録。
今年はすごいぞ。表紙にある名前をご覧ください。
とんでもなく豪華な顔ぶれです。
目玉企画は…みんな目玉なのですが……表紙を飾ってくださった高橋一生さんのロングインタビューは必読必見といえましょう。なんと8ページ、グラビアつきです。
高橋さんの読書遍歴をここまでお話しいただけたのはダ・ヴィンチならでは、ではないでしょうか。梶井基次郎、室生犀星、伊藤計劃、そして村上春樹――挙げてらっしゃる作家や本が、もうもう……全文化系女子刮目せよ!!!と叫びたくなります。
小説ランキングのトップに輝いたのは、『かがみの孤城』。
辻村深月さんがインタビューでお話しくださった一言が忘れられません。
「大人に絶望していたと言いながら、私にも信頼できる大人はいて、それが、自分の大好きな本を書いていた作家さん達でした。見えない彼らに手を引かれるようにして書き始めた私の小説が、今、誰かの手を引けるようになっているとしたら、すごく嬉しい。10代の読者からの感想に『誰かを救い、守れる人になりたい』という一文を見つけるたび、自分が大きな循環の中に身を置けている気持ちになります」
この1年。実り多かった人も、そうでもなかったと思う人も、「大きな循環」のなかの1点として、今年のBOOK OF THE YEARをお楽しみいただければ幸いです。
編集S.Y