“やればできる”は禁句!? ビリギャル著者による、子どもを爆発的に伸ばせる語録集

出産・子育て

公開日:2017/12/12

 子どもを爆発的に伸ばす語録集『バクノビ 子どもの底力を圧倒的に引き出す339の言葉』が、2017年11月30日(木)に発売された。著者は『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』(通称『ビリギャル』)で有名な坪田信貴

 同書には、忙しい親や受験生でも、すきま時間にさくさく読めて、親子の関係性や子どもの人生を一変させる「人材が爆発的に伸びる(バクノビ)」言葉を339個収録。坪田が経営する「坪田塾」の偏差値UPと人材育成ノウハウの虎の巻が全て公開されている。

■「好印象を与えるために」
会話相手のことは、心の中で抱きしめることです。これで相手に好印象を与えられます(ラポールの形成)。

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■「やる気を出してもらうために」
子どもが「イヤがること」は、「10秒でいいからやってみよう」と働きかけましょう。スタートしてから軌道に乗るまでのハードルはとにかく低く、小刻みにしてください。

■「人に嫌われないために」
人は誰にでも「見せたい自分」と「見せたくない自分」があると意識しましょう。「見せたくない自分」を暴くような付き合い方をすれば、相手はあなたから心理的に逃げ出します。子ども相手でも同じです。

■「やる気になるために」
よく言われる、「やれば、できる」は大ウソです。できないことなんて、いくらでもあります。正しくは「やれば、成長する(伸びる)」。これは、間違いありません。失敗だって最高の「経験」なんですから、それは「成長」の一部なんです。「どうせ、やったって、できないよ、ムダだよ」「できないとバレたら恥ずかしいから、やらない」という発想は一生を不幸にしてしまう、と知りましょう。「やってみて、できなくても、ちょっとでも成長してる。だから、それで成功だ」「失敗したけど、良い経験になったな。これも成長だよ」と考える習慣を身につけられたら、あなたの人生は、必ずすばらしく輝き始めます。

■「自分を“ダメだ”と思う人へ」
劣等感自体は、生物に必要なものです。劣等感がないと、すべてと戦ってしまい、死期が早まるためです。ですから、劣等感があることで悩む必要はありません。それは自然に備わっている、大切な感覚だと考えましょう。劣等感を「誰にだって、いつだってあるもの」だと割り切って、うまくコントロールして生きるのです。

■「数学の成績を伸ばす法」
計算が苦手な生徒ほど、途中の計算式を書かない傾向があります。「書き残すことによって、頭を切り替えやすくなる」「頭のストレスが減る」と知って、途中の計算式を必ず書くようにしましょう。

■「地理を選択する際の心得」
「地理」は「人間に興味がある人」が選んだほうが良い教科です。そうでないと、ただの丸暗記科目になって、全然伸びない傾向があります。「地理こそが、人や文化を作っているのだ」という意識で学ぶのがおすすめです。

 具体的で即実践可能なアドバイスが充実しており、多くの人が学べる内容になっている。受験を控えた中高生、子どもの成績や能力の伸ばし方・コミュニケーション方法に悩む親だけでなく、後進の指導や教育に悩む指導者などにもきっと役立つはず。

『ビリギャル』著者の魔法が凝縮された言葉「バクノビ」の数々を、その目で確かめてはいかが?

坪田信貴(つぼた・のぶたか)
坪田塾塾長。累計120万部を突破し、映画化もされた『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』(通称『ビリギャル』)著者。これまでに1,300人以上の子どもたちを“子別指導”し、心理学を駆使した学習指導法により、多くの生徒の偏差値を短期間で20~40など急激に上げた実績を持つ。大企業の人材育成コンサルタント等もつとめ、企業家・経営者としての顔も持つ。テレビ・ラジオなどでも活躍中。

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