AKB48、マクドナルド、ディズニーはなぜ人気なのか? 隠れた心理「インサイト」でヒットを生み出すテクニック
公開日:2017/12/19
人が「欲しい」と思う商品の裏側に迫り、心理を解き明かしていくビジネス書『「欲しい」の本質 ~人を動かす隠れた心理「インサイト」の見つけ方~』が2017年12月1日(金)に発売された。
消費者は、商品を見せられて初めて「欲しいかどうか」を感じるので、「いま自分がなにを欲しているか」は説明できないもの。しかし今の時代は、これまでの延長線上のモノ・サービスでは「欲しい」と思われず、売れない時代に陥ったと言われている。
その問題を打破するカギになるのが、人を動かす隠れた心理「インサイト」。この心理は、閉塞的な状況でイノベーションを生み出し、新たなアイデアを生み出す武器になる。ヒットを生み出したければニーズを追いかけるのではなく、インサイトを見つけるべきだと著者はいう。
同書は、本人すら気づいていない心理を見つけ出し、AKB48、マクドナルド、ディズニーなどが「なぜヒットしているか」をインサイトの観点から明らかにする。さらにインサイトの定義や見つけ方に留まらず、「どうやってビジネスで生かすのか」といった実践までを豊富な事例とともに紹介。著者が600件以上の案件で培ったフレームワークやメソッドを体系的にまとめ上げ、隠れた欲求を利用する方法を公開している。
「売れなくなっている商品を再生したい」、「イノベーションを起こす商品・事業を開発したい」、「今までにないビジネスに生かせるアイデアを考えたい」と思っているすべての人へ役立つ同書。インサイトを読み解く力を手に入れて、声なき声に秘められた可能性を見つけ出そう。
大松孝弘(おおまつ・たかひろ)
株式会社デコムの代表取締役。成蹊大学経済学部卒。株式会社朝日広告社を経て、2002年デコムを創業した。インサイトやアイデア開発支援に関する著書、講演は、海外も含め多数。2006年に日本初のインサイトリサーチに関する書籍『図解やさしくわかるインサイトマーケティング』(共著)を上梓する。株式会社デコムは、設立以来、一貫してインサイトリサーチによるアイデア開発支援を提供。医薬品・食品・飲料・化粧品・日用品・通信・自動車・エレクトロニクス・メディアなどの領域において、心理学や文化人類学からのアプローチによる独自の調査手法で、アイデアとイノベーションを導きだしている。著書に『マーケティングリサーチの基本』など。
波田浩之(はだ・ひろゆき)
株式会社デコムのパートナー(元執行役員)。早稲田大学政治経済学部卒。株式会社朝日広告社を経て、1998年同社を退社しフリーランスとしてマーケティングやプロモーションの企画を中心に活動。2006年より株式会社デコムに参画し、インサイトリサーチの分析・企画・インタビューの実務などを担当する。著書に『図解 やさしくわかる インサイトマーケティング』『はじめの1冊! 広告の基本がわかる本』『図解 ビジネス実務事典 広告』(いずれも共著)、『この一冊ですべてわかる 広告の基本』など。
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