「人間椅子」が連ドラ主題歌を担当! 三島由紀夫『命売ります』

エンタメ

更新日:2017/12/20

BSジャパンで2018年1月13日スタートする連続ドラマJ、中村蒼主演・三島由紀夫原作の『命売ります』。この注目の連ドラの主題歌が、人間椅子がこのドラマのために書き下ろした「命売ります」(作詞・作曲/和嶋慎治)に決定した。日本文学と和の世界観で独特のロックを追及するバンド・人間椅子の楽曲が、三島由紀夫晩年の怪作を21世紀に蘇らせる。

■江戸川乱歩『陰獣』や太宰治『人間失格』につづく文芸作品に着想を得た楽曲を担当するのは、異彩のバンド・人間椅子

人間椅子(にんげんいす)

advertisement

青森県で高校の同級生だった和嶋慎治(g,vo)と鈴木研一(b,vo)によって1987 年に結成。89 年にオーディション番組『平成名物TV イカすバンド天国』に出演。その後、インディとメジャーを行き来しながら、ヘヴィロックと文学、そして青森という出自を融合させた独特の世界観を提示。2004 年よりナカジマノブ(ds,vo)が加入。2017 年10 月に、20 枚目のオリジナルアルバム「異次元からの咆哮」を発売した。

 

 ドラマ原作となった文豪・三島由紀夫の『命売ります』は、自分の人生を悟ってしまった男が始める「命を売る」商売をめぐる物語。「命を売る男」と「何か企む依頼人たち」との駆け引きが、毎回思わぬ展開で「生きること」をあぶり出しにする。

 主人公・山田羽仁男を演じる俳優・中村蒼を取り巻くのは、YOU、田口浩正、田中泯、橋本マナミ、大杉漣ほかの豪華出演陣だ。

 さらに、ユニークなドラマの世界観に独特の情感を加えるのが、人間椅子の奏でる主題歌。原作やドラマの持つ厭世観や焦燥感が、21世紀らしいテイストで鮮やかに表現されている。

 異彩を放つさまざまな表現者が共感してつくり上げられるこのドラマに、主題歌や楽曲にも注目しながら放映を楽しみにしたい。

『異次元からの咆哮 ~リリース記念ワンマンツアー~』 ツアーファイナル
2017年11月東京Zepp DiverCity公演でのライブ映像。

 年明けには、自主企画「人間椅子提供 地獄の感謝祭」が開催される。連続ドラマの放映開始と合わせて、こちらもファンにとっては見逃すことができない要注目イベントだ!

【イベント概要】
2018年1月22日(月) TSUTAYA 0-WEST
タイトル:「人間椅子提供 地獄の感謝祭~第一弾」
出演:人間椅子/DOOM
開場18:30/開演19:00
前売り5000円/当日5500円(別途1ドリンク600円)
 ※3才以上要チケット
一般チケット発売日:2017年12月24日(日)
 チケットぴあ、ローソンチケット、e+