稲垣吾郎「ありがたさを噛み締めることに立ち返らせてくれる」西野亮廣「本はコミュニケーションツール」ビジネス書からマンガまで、年末年始に読み直したい名著一挙218冊を紹介!
公開日:2017/12/26
年末年始の帰省や旅行の移動時間、ちょっとした休暇の合い間に読み直したい名著218を紹介する『プレジデント ウーマン』最新号が発売された。いつか読みたい、没頭する時間がほしい、そういった本と向き合うのに最適のシーズンがやって来る。仕事、趣味、プライベートなど分野別・目的別にプロたちが読みどころの解説付きで紹介する。あのビジネス書に「そんな読み方もあったのか!」と新たな発見があるかも。ぜひ本を通じて心が動く経験を、この冬に体感してもらいたい。
■有名人が本との感動的なエピソードを紹介
歌手・俳優として活動を続ける稲垣吾郎さんは、10代、20代、そして43歳となった現在において向き合ってきた本を紹介。今ある状況に感謝して、ありがたさを噛み締めることに立ち返らせてくれるのが本だという。『潜水服は蝶の夢を見る』(ジャン=ドミニック・ボービー/講談社)と『波―蒼佑、17歳のあの日からの物語』(リシャール・コラス/集英社)を取り上げて彼はこう語っている。
過酷な状況に置かれて自由を奪われても、
人はここまで豊かに表現し、
夢を見ながらプライドを持って、
美しく生きていくことができるんだなと
思って衝撃を受けました。
絵本からビジネス書まで、ジャンルの垣根を越えたベストセラーを持つ芸人の西野亮廣さんは、意外にも真剣に本を読み始めたのは25歳頃だそう。本の魅力に目覚めたのは、西野さん自身が書くことに迫られたとき。ヒットしている本にはちゃんと理由があるのだということを強く実感したという。また、最近は友人にすすめられた本を購入することが多いそう。
本は、読み物としての役割から、
コミュニケーションツールとしての役割の比重が増えていると思うんです。
■自分のための一冊を見つけるヒントが満載のコーナーが続々
自分のキャリア形成のヒント、会社の経営、会計の基礎について、といった仕事やビジネス上の課題や、恋愛を楽しむ方法、モチベーションのキープの仕方といったプライベートのお悩み解決、また、歴史やアートの楽しみ方のように教養の分野に至るまで、テーマや悩みの方面別に、それぞれ専門家が読みどころ解説付きで推薦本を挙げてくれているコーナーも、すみずみまで目を通したい。
まずどんな本を手に取ればいいのか迷ってしまうという人には、読者が選んだ感動本のコーナーも参考になるだろう。たとえば、「あきらめたらそこで試合終了だよ」という『スラム ダンク』(井上雄彦/集英社)の有名なフレーズは、社会人になった今の自分にもきっと響くはずだ。
また、今後一層進歩を遂げるだろうテクノロジーについて、「シンギュラリティ」や「IoT」などのホットなキーワード別に、楽しみながら知識を得られる本の紹介コーナーも必見だ。AI(人工知能)が将棋で人間に勝つことの次に起こるのは何だろう? そんな疑問にも答えてくれるような最新技術について学ぶ絶好のチャンスだ。
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