はあちゅう・ゆうこす・さえりん…WEBで輝く女性クリエイター対談記事まとめ

暮らし

更新日:2017/12/28

 元始、女性は太陽であった。雑誌『青鞜』の創刊号に記載された“平塚らいてう”の有名な一文だ。当時から100年以上を経て時代は変わり、紙からWEBへと主役が変わりつつあるメディア業界で今まさに太陽のごとく輝く女性がたくさんいる。ここで、WEBの時代を牽引する輝く女性クリエイター3名にフォーカスしてみよう。

はあちゅう(伊藤春香)

 まずはなんと言っても“はあちゅう”さん。慶應義塾大学在学中に始めたブログがブレイクのきっかけとなり、女子大生カリスマブロガーと呼ばれた。大学卒業後に電通、トレンダーズを経てフリーランスに。作家としても活躍し、『通りすがりのあなた』(講談社)『「自分」を仕事にする生き方』(幻冬舎)など多数の著作がある。

 ダ・ヴィンチニュースでは、AV女優で小説家としても活躍する紗倉まなさんとの対談を掲載した。

advertisement

 ずっとファンだったと語るはあちゅうさんからのオファーで実現した本対談。紗倉さんの新作『凹凸(おうとつ)』(KADOKAWA)も、ワクワクしながらページを開いたと語る。「(紗倉)まなちゃんの文章って詩的で、吸い込まれる感じがするんです。(中略)『あなた』って呼びかけるような口語を使っているところとか、書き手としても刺激をもらいつつ、打ちのめされちゃいました」とはあちゅうさんからの温かい言葉を受け、「『自分はAV女優というネタを使わないと、ものを書いちゃいけないのかな……』という葛藤があったんです」と紗倉さんが本音を語るシーンも。

 お互いの仕事論や人間性について熱く語った前・後編をぜひ読んでみてほしい。

・「私、まなちゃんのネットストーカーなんです」/はあちゅう×紗倉まな対談【前編】
・恋愛シーンの実体験は「4割」と「五分五分」/はあちゅう×紗倉まな対談【後編】

ゆうこす(菅本ゆうこ)

 そして、2人目は”ゆうこす”さん。 “モテるために生きてる!”と宣言し、「モテクリエイター」として活動中。タレント・モデル業でも活躍し、20代女性を中心にカリスマ的人気を誇る。Instagram・Twitter・YouTubeなどのSNSのフォロワーは合計76万超だ。

 ゆうこすさんも『SNSで夢を叶える ニートだった私の人生を変えた発信力の育て方』(KADOKAWA)を出版した今年2017年は、ダ・ヴィンチニュースにもたびたび登場し、前出のはあちゅうさんとの対談も実現した。

・「女性はふわっとした関係でいようとする」 ゆうこす×はあちゅうがBARで語る! 男と女の友情、初対面の人や彼との“距離の縮め方”

 映画や恋愛・独自のコミュニケーション術を語った2人。もともと映画好きで学生の頃は年間300本ぐらいは見ていたはあちゅうさん。対して、映画はあまり見なくてSNSばかりだというゆうこすさんでしたが、上京したての18歳の頃に好きになった映画好きの男の子に近づくために、新宿のバルト9にほぼ毎日通ってかたっぱしから映画の勉強したなんてエピソードも。

●その他、はあちゅう×ゆうこす対談記事●

・炎上ばかりしていた過去があるから今がある。『SNSで夢を叶える』著者・ゆうこすと、はあちゅうが豪華対談【第1回】
・信用がお金になる、幸せなお金の稼ぎ方。『SNSで夢を叶える』著者・ゆうこすと、はあちゅうが豪華対談【第2回】
・世の中の「こうあるべき」から溢れてしまう人にも、SNSは居場所を与えてくれる。『SNSで夢を叶える』著者・ゆうこすと、はあちゅうが豪華対談【第3回】

さえりん(夏生さえり

 最後3人目は“さえりん”さん。大学卒業後、出版社やWEB制作会社を経て2016年4月に独立。Twitterの恋愛妄想ツイートが話題となり、フォロワー数は合計18万を突破。著書の『口説き文句は決めている』(クラーケン)などでは、誰にでもあるような日常の何気ない風景にフォーカスを当てることで多くの読者に共感してもらえる優しい世界観を演出し、同年代の女性らから高い支持を得る。

 ダ・ヴィンチニュースでは、『明日クビになっても大丈夫!』(幻冬舎)を9月に上梓した人気WEBライターのヨッピーさんとの対談が実現した。

「いや、本当に行き当たりばったりですかね。」というフランクさでフリーランスになったヨッピーさんは、企業タイアップの広告記事という“椅子”にいち早く座ることを目指して今のステイタスを獲得したという。さえりんさんも勢いに任せてフリーランスになった点でヨッピーさんに賛同し、「読者に加えて、フォロワーさんを大事にしていると言ってもいいと思います。」と自身を支えるファン的なフォロワーへの思いを語った。SNSが隆盛した今は、発信を続けることがひとつの方法論だと2人はまとめつつ、でも、早く辞めようなんて焦らずに自分のペースで進めることの大事さも強調した2人。もしあなたが今後のキャリアで悩んでいるところだとしたら、2人の本対談を読んでみると肩の力が抜けて楽になるかもしれない。

・残高3万円でも「好きなことで幸せになる」には気にしない!? ヨッピー×夏生さえりの“他力本願”処世術【前編】
・「悩んでいる間は無理しなくてもいい」会社を辞めて好きなことを仕事にしたヨッピー×夏生さえりが今だから言えること【後編】】

 今回はWEBで活躍中の3名にフォーカスしたが、ダ・ヴィンチニュースでは他にも多くの輝く女性にインタビューや対談を行っているので、そちらもチェックしてみてほしい。メニューバーの「インタビュー・対談」から進むと分かりやすいだろう。作品に込められたメッセージや当人のパーソナルな部分などを知ることによって、より書籍が楽しんでもらえることを期待したい。

文=田中利知(ネイビープロジェクト)