アニソンDJセレクト!2017年ベストアニソントップ20&2018年ブレイクアーティスト
公開日:2017/12/30
アニメ作品が生まれるに連れ、加速度的に増えるアニメソング、通称アニソン。2017年はテレビアニメだけでも200本以上の新作が登場したため、オープニングやエンディングだけでなく、挿入歌や劇場用アニメなどの存在を考えると、アニソンも少なく見積もってもその2倍程度は生まれたと考えられます。
それほど大量のアニソンを欠かさずチェックしている人も、世の中にはなかなか少ないはず。そこで今回は、日々アニソンを浴びるように聴いているであろうアニソンDJ50人にアンケートを実施。「2017年のベストアニソントップ5は?」という質問に答えてもらい、“2017年必聴”と言えるアニソンを選んでみました。まずはランキングのトップ20~11位まで一気に紹介します。
2017年を代表しそうな楽曲がなんと……
20位:The Other Side of the Wall(Void_Chords feat.MARU/『プリンセス・プリンシパル』OP)
19位:かなしいうれしい(フレデリック/『恋と嘘』OP)
18位:ワンダードライブ(ORESAMA/『アリスと蔵六』OP)
17位:かーてんこーる!!!!!(劇団ひととせ/『ひなこのーと』ED)
16位:恋?で愛?で暴君です!(Wake Up,Girls!/『恋愛暴君』OP)
15位:バトンロード(KANA-BOON/『BORUTO-ボルト-NARUTO NEXT GENERATIONS』OP)
14位:pride-KING OF PRISM ver.-(速水ヒロ/『劇場版「KING OF PRISM -PRIDE the HERO-』挿入歌)
13位:Shocking Blue(伊藤美来/『武装少女マキャヴェリズム』OP)
12位:ネ!コ!(パトリシア・オブ・エンド/『ノラと皇女と野良猫ハート』OP)
11位:ようこそジャパリパークへ(どうぶつビスケッツ×PPP/『けものフレンズ』OP)
なんと、2017年のアニメ界を席巻した『けものフレンズ』の主題歌がトップ10入りを逃すという意外な結果となりました。とは言え、ほかの楽曲もいずれ劣らぬ名アニソン。特に12位『ネ!コ!』や15位『バトンロード』は本編とのリンクぶりも評価されていました。続いて10位以降はコメントを交えて紹介します。
キャラクターソングの人気ぶりがわかる10~4位
10位:More One Night(チト、ユーリ/『少女終末旅行』ED)
「『もう終わんない』という歌詞。オープニングもだけど言葉遊びにニヤリ」「2017年多くのアニソンを手掛けたヒゲドライバーの中でも格別の1曲」
9位:Los! Los! Los!(ターニャ・デグレチャフ/『幼女戦記』ED)
「残酷な歌詞と邪気のある歌い方、暴力的なメロディーが、作品と主人公のキャラクター性を忠実に語っていた」「今年を代表する声優のひとりである悠木碧にとって、ベストキャラソンでは」
8位:Trip Trip Trip(ORESAMA/『魔法陣グルグル』OP)
「単純に一番聴いた。気持ちよすぎる」「新しい『グルグル』がどんな雰囲気になるか不安もあったけど、この1曲で安心できた」
7位:ハシタイロ(rionos/『クジラの子らは砂上に歌う』ED)
「本編の絶望的な内容に沿うよう、ピアノイントロが寂寥感を増幅していて胸が締め付けられる」「この曲でメジャーデビューのrionos、第二の新居昭乃になるのでは」
6位:あ・え・い・う・え・お・あお!!(劇団ひととせ/『ひなこのーと』OP)
「変拍子好きにはたまらない」「トリッキーなだけに留まらず、各キャラクターおよび演劇を扱う内容と存分に噛み合っていた」
5位:ガヴリールドロップキック(ガヴリール/ヴィーネ/サターニャ/ラフィエル/『ガヴリールドロップアウト』OP)
「曲調がどんどん変わってとにかく楽しい。賑やかな本編とも合っていた」「『ガヴリール』はOPとED、それぞれのカップリングも全部よかった」
4位:マグロサバキマース(トゥニエイツ/『ツインエンジェルBREAK』挿入歌)
「挿入歌&スポットEDとして、2017年アニメ最大のインパクトを残した」「双子のアイドル・トゥニエイツの本編におけるパフォーマンスも合わせ、とにかくクセになる」「コミカルなのに音は格好いい」
上位の多くをキャラクターソングが占めました。その代表と言えそうなのが4位の『マグロサバキマース』。確かに『ツインエンジェルBREAK』5話における、トゥニエイツがダンスと合わせてマグロ捌きを行うことが明かされたくだり、そして偶然出会ったふたりによるパフォーマンスには度肝を抜かれましたよね(もちろん9話も)。さて、いよいよトップ3です!
1位は2017年を代表するアニメのオープニングに
3位:Edelweiss(亜咲花/『セントールの悩み』ED)
「とにかくきれいな曲、歌声で好きです」「シングルCDに収録されていた英語版。それを9話であんな形で使うとは」
2位:Shadow and Truth(ONE III NOTES/『ACCA13区監察課』OP)
「映像含めて最高にクール」「OREAMAボーカル・ぽんさんの芸幅の広さ。1年間ずっとテレビアニメのOPを担当したのは彼女くらい?」
1位:Deep in Abyss(リコ、レグ/『メイドインアビス』OP)
「本編の素晴らしさにまったく引けを取らない名曲。作品共々、長く愛されるのでは」「イントロからサビまですべてのメロディ、展開がいい」「作中の残酷さとその世界で生きる人間の実直さがしっかりと含まれている歌詞」
当ランキングの1位は『Deep in Abyss』になりました。筆者も、あの過酷な世界を勇敢に冒険したふたりを思い出して、何回聴いても泣けてくる1曲でお気に入りです。みなさんのフェイバリットアニメソングはランクインしていたでしょうか?
2018年ブレイクアーティストは
続いて、同じくアニソンDJ50人に聞いた「2018年にブレイクしそうなアーティスト/コンテンツは?」のランキング結果です。こちらは軽めに、トップ5のみをご紹介。
5位:アプリコット・レグルス
4位:JUNNA
3位:ORESAMA
同率1位:温泉むすめ
同率1位:ウマ娘 プリティーダービー
5位のアプリコット・レグルスはゲーム『スクールガールストライカーズ』のスピンオフ作品から生まれたアイドルユニット。中には「2018年1月13日に舞浜アンフィシアターで無料ライブします」という宣伝コメントも。JUNNAはライブパフォーマンスを高く評価する声が、ORESAMAは「すでにブレイクしているかもしれないけど、さらに飛躍しそう」という期待が目立ちました。
そして『温泉むすめ』と『ウマ娘』というふたつの擬人化プロジェクトが同率1位に。2018年に『温泉むすめ』はゲーム化、『ウマ娘 プリティーダービー』はゲーム化とアニメ化が控えていますが、すでに多くの楽曲をリリース済みのため、アニソンDJ陣からの注目が集まっているようです。今回のランキングに入った面々が順当に飛躍するのか、それともホットなダークホースが生まれるのか。来年もアニソン界隈をたっぷりと楽しみましょう!
文=はるのおと