「あれ? カギ閉めたっけ?」とならないために…マンガでわかる!超役立つライフハック(3)
更新日:2018/2/13
■「指差し確認」を生活にも取り入れる
電車に乗る際に、ホームに立つ駅員が「乗降よし!」といった具合に声を出し、指を差して確認を行っている風景を見たことがあると思います。
これは旧国鉄で始まった指差喚呼と呼ばれる安全動作で、これを行うことで事故や危険の見逃しを大幅に減らせることがわかっています。そしてこの習慣は鉄道だけでなく、運輸全般や建築の現場などで広く活用されています。
この指差し確認は、日常においても応用することができます。私の妻は外出の際、窓を閉じたか、鍵を閉めたかといったことが、あとになって思い出せず、不安になるということを繰り返していました。そこで私の提案で「窓よし」「鍵よし」と指差し確認を行うことで、鍵のかけ忘れも、かけたあとでその事実を忘れることも格段に減ったのです。
●単純だけど効果大
指差し確認は、(1)目で対象を確認し、(2)指を差し、(3)「◯◯、よし!」と実際に声を発し、(4)それを自分の耳で聞き取るという一連の動作によって、視覚、聴覚、動作といった多面的な記憶を印象づけることで効果をもちます。
これに対してそばにいる人が、「確認、よし」と言ってあげることで、さらにその印象を強めることも可能です。
戸締まり、火の用心などから、スーパーでの買い物、駐車場に置いた車の場所などといったようにうっかりしていると忘れそうなことについて、指差し確認は単純だからこそ大きな効果を発揮してくれます。
『ライフハック大全―――人生と仕事を変える小さな習慣250』(堀正岳)HACK208より