5人に1人は“HSP気質”? 大人になっても傷つきやすい人への処方箋

暮らし

公開日:2018/3/2

「HSP気質」の人が自分の性質を生かし、のびのびと生活していくための方法を紹介した『大人になっても傷つきやすいあなたへの15の処方箋』が、2018年2月22日(木)に発売された。

「傷つきやすさは思春期だけだと思っていた… なのに大人になっても傷つきやすい」「ちょっとした他人の言葉に傷ついてしまう」「ちょっとしたことにすぐにびっくりしてしまった」「すぐにパニックに陥る」「クヨクヨと悩んで抜け出せなかった」など、自分が「敏感すぎる」「繊細すぎる」と思うことはないだろうか。それは弱いからでも、根性が足りないからでもなく、生まれつきとても敏感な「HSP気質」が原因かもしれない。

 HSPは“アスペルガー症候群”や“ADHD”のように今注目されつつある。「大人になっても傷つきやすいのは恥ずかしい」という人も、「気質のせいかもしれない」と思うと心がラクになるもの。事実、HSP気質の人は5人に1人もの割合で存在すると言われている。

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 HSP気質の人は、傷つきやすく敏感すぎる反面、豊かな想像力や内面世界を持っているのが特徴。その気質に気づき、うまく付き合えば、もっと楽しくのびのびと生きていくことができるはず。同書の実践的な習慣や考え方を参考に、ありのままの自分でもっと豊かな人生を歩んでみてはいかが?

長沼睦雄
北海道立緑ヶ丘病院精神科医長。日本では数少ないHSPの臨床医。平成12年よりHSPに注目し研究。北海道大学医学部卒業。脳外科研修を経て神経内科を専攻し、日本神経学会認定医の資格を取得。北大大学院にて神経生化学の基礎研究を修了後、障害児医療分野に転向。道立札幌療育センターにて14年間小児精神科医として勤務。平成20年より道立緑ヶ丘病院精神科に勤務し、小児と成人の診療を行っている。発達障害、発達性トラウマ、愛着障害などの診断治療に専念し、脳と心(魂)と体の統合的医療を目指している。

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