本命からでも容赦なし…!? プレゼントをメルカリで転売する女子たちの本音を聞いてみた
公開日:2018/2/6
昨年12月25日。「メルカリ」や「ヤフオク!」といったオークションサイトには、様々なアクセサリーやブランドバッグがずらりと並んだ。出品されている多くは、ヴィトンやシャネルの財布やキーケース、4℃やのリングやネックレス、サンローランやTHREEのコスメなど、明らかに「クリスマスプレゼントでもらったもの」だったりする。
なぜ、もらったものを、その当日(もしくは翌日)に売ってしまうのか。“オク”にハマる女性たちから、リアルな意見を聞いてみた。
■本命からでも売る…!? プレゼントをオクに出す女子の心理
まずは、昨年のクリスマスに男性から多数のプレゼントをもらい、“オク”で売り捌いて30万以上稼いだという接客業A子さん(27歳)に話を聞いてみた。
――なぜ、もらったものを売ったの?
A子さん「ぶっちゃけちゃえば、いらないから(笑)!! そもそも、欲しい物を聞いてから買ってくれればいいのに、相手が勝手に選んできたものをもらっても嬉しくない。私はいつもシンプルなアクセしかしていないのに、ゴテゴテしたブランドアクセをもらっても使い道がないし、バッグも同じようなものばかり2つも3つも貰っても使わない」
――クリスマス翌日に売らなくてもいいのでは?
A子さん「いらないものを家に置いておくような自虐的な趣味はないし、なるはやで売ったほうが買い手がつきやすいから売った。去年は、23日にもらって23日夜に出店して、翌日に売れたものもある。家で遊ばせておくほうがもったいないでしょ」
――もったいないというのであれば、プレゼントを受け取らなければいいのでは?
A子さん「本気でそう思ったこともあるけれど、『捨ててもいいから受け取ってほしい』といって押し付けてくる男性がとにかく多い。重たい好意はいらないって言えればそのほうがラクなんだけど、接客業だからそうもいかない」
……なるほど、接客業という仕事柄、そういうこともあるのかもしれないし、そうした女性に貢ぐようにプレゼントを贈る男性たちは、受け取ってもらえただけでも本望であろう。
しかし別の女子(OL・B子さん・31歳)は、本命彼氏からもらったものを、即日売りに出したという。
――彼氏からもらったものなのに、どうして?
B子さん「これね……彼氏は本当に覚えてなかったのもしれないけど、実は、5年前に彼からもらったものと同じ型のネックレスだったんです……。え?なぜ同じものを?って思って彼を見たら、どうやら他意はなかったみたいで、何も言えませんでした」
――古いほうと新しいほう、どっちを売ったの?
B子さん「さすがに、古いほうを売りました。気に入ったデザインだったので大切に使っていたので中古品でもきれいなほうでしたし、箱やリボン、包装紙があると高い値段が付くので」
ここまでくると、彼氏の不注意でしかないわけだが、同じものをふたつ持っていても意味がないと考える女性が多いことが分かる。(男性の多くは、気に入ったものがあると「予備」として2つ3つ買うことが多いが、女性にこの理論は当てはまらない)
どうしても自分からのプレゼントを売ってほしくないのであれば、しかるべくリサーチを行い、カクジツに相手の好みのもので、本気で欲しがっているものをプレゼントしたほうがいいだろう。
■プレゼントをフリマに出されないためには…
ところで、こうした現実を踏まえた男性が、プレゼントにかけるお金をケチってオークションサイトで手に入れ、そのプレゼントをもらった女性がオークションサイトで売り払う……という、不可思議な循環も起こっているという。
こうなると、「じゃぁ、プレゼントをあげる意味がないじゃん!」と思う向きも出てくることと思う。しかし、経済を回し、景気を回復させるためには、こうした地道な購買運動が必要なワケで……。
まぁ、女子の気を引くのは「釣り」と同様に、餌をたくさん撒くに限る!ということで!
「もしかしたら、僕のプレゼントが彼女に売られてしまうかも?」とオロオロビクビクする時間があったら、「どんなプレゼントが欲しい?」とリサーチのひとつもできる男になっておこう。という話なのである。
文=citrus 恋愛コラムニスト わぐりめぐみ