ジャパネットが社長交代後も高成長を続けるワケ。高田明が語る“まかせる力”
公開日:2018/2/14
厳しい競争のもとで勝ち残り、永続させるための“真髄”を紹介する『まかせる力』が2018年2月6日(火)に発売された。
著者の高田明は「ジャパネット」を創業し、かつての苦境を乗り越え最高益でV字回復に導いた経営者。社長交代とMC卒業が“経営リスク”とまで囁かれたが、同社は高成長を続けている。その裏には、企業理念やクレドの継承と「まかせる力」の存在があったという。
まかせる上で大切な「信頼」と「信用」は、ときに失敗をしたり、裏切られたり、見込み通りでなかったりとうまく進まないことが多い。しかし、時間がかかるとはいえ信じ続けることで信頼と信用を勝ち取ることができ、結果になって現れるのだという。この考えを視聴者・顧客、社員、取引先などに体現していたのが高田であった。
同書は、高田が拠り所にしていた名著『経営の教科書』をベースに、「まかせる」ことの大切さを“伝説の外資トップ”新将命と共に語っていく一冊。「なぜジャパネットは社長交代後も高成長が続くのか?」を紐解くことができるはず。
ヒト・モノ・コトをつなげて、「次」にまかせる方法を紹介する同書。後継者をうまく育てたいと悩んでいる経営者・リーダーは一読してみては?
新将命(あたらし・まさみ)
株式会社国際ビジネスブレイン代表取締役社長。1936年東京生まれ。早稲田大学卒。長年の経験と実績をベースに、国内外で「リーダー人材育成」の使命に取り組んでいる。虚論や空論とは異なり、実際に役立つ“実論”の提唱を眼目とした、独特の経営論・リーダーシップ論には定評がある。著書に『伝説の外資トップが説く リーダーの教科書』『経営の教科書』『伝説の外資トップが説く 働き方の教科書』『経営の処方箋』『伝説の外資トップが説く 仕事と人生で成功するために本当に必要なこと』など多数。
高田明(たかた・あきら)
ジャパネットたかた創業者。A and Live 代表取締役。1948年長崎県平戸市生まれ。大阪経済大学卒業。阪村機械製作所に入社。入社2年目からヨーロッパに駐在し、機械営業の通訳に従事。1974年平戸へUターンし、父親が経営していた「カメラのたかた」に入社。観光写真撮影販売から事業拡大し、1986年に分離独立して株式会社たかたを設立、代表取締役に就任。1990年からラジオショッピング、1994年にはテレビショッピングに参入し、通信販売事業を本格的に展開。1999年ジャパネットたかたに社名変更。2017年よりJ2長崎の代表取締役に就任し、経営再建が注目されるなか、見事にJ1昇格。著書に『伝えることから始めよう』『90秒にかけた男』がある。
※高は正しくは「はしごたか」
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