骨格バランス×パーソナルカラーで“もっさり感”を撃退! 大人のためのファッション

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更新日:2018/4/16

『もう悩まない! 「素敵」になれる大人服のルール』(小島葉子/主婦の友社)

 50代に入り、「なんだか何を着ても似合わなくなってきた」という悩みを持つ女性は多いことでしょう。『もう悩まない! 「素敵」になれる大人服のルール』(小島葉子/主婦の友社)では、若々しく自分らしいおしゃれを楽しむために必要な、「骨格バランス」と「パーソナルカラー」を紹介しています。小島葉子氏は、ファッション&メイクのコンサルティングサロンを運営し活躍する、予約の取れない人気の講師として知られています。

 生涯変わらない個性であり、おしゃれの軸となる「骨格バランス」と「パーソナルカラー」とは?

「骨格バランス」とは、生まれつき持っている「骨格」と「質感」を大きく3タイプに分ける考え方です。体の質感に合った素材を選び、重心のバランスを操作することで、体型&体重は変わらなくてもスタイルアップ&スマートに見せることができるのです。

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・上重心の人(ストレートタイプ)筋肉を感じさせる質感。厚みがあってグラマラス。
・下重心の人(ウェーブタイプ)脂肪の柔らかな質感。女性らしいボディ。
・重心が上にも下にもない人(ナチュラルタイプ)骨や関節が目立つ質感。細いが華奢ではない。
(混合している場合は、全体的な印象や、筋肉、脂肪、骨のうち、強く感じる質感を優先)

 重心バランスを操作するパーツポイントは、ネックライン、ウエスト、足元の3カ所。たとえば、縦に開いたVネックは重心を下げ、ボートネックは重心を上げます。ローウエストは重心を下げ、ハイウエストは重心を上げます。重めの靴(覆っている部分が多い、ヒールが太い)は重心を下げます。

「上重心のストレートタイプ」であれば、ネックラインを下げ、ウエストはジャストか下げる。足元は重めにすることで、バランスが整い、すっきりしたスタイルに見えます。素材については、ストレートタイプはパリッと張りのあるもの、ウェーブタイプはふわっとやわらか、ナチュラルタイプはゴワッと素材感のあるものを選ぶこと。素材や着丈を間違えると、太って見えたり、やぼったく見えたりという「もっさり感」が出てきてしまいます。

「パーソナルカラー」とは、肌や髪、瞳の色と調和してかつ映える色のことです。服やヘアメイクに利用すると、影を飛ばし美肌に見えるので、若々しく見せることができます。似合う色の傾向は、ブルーベースとイエローベースに分けられ、細かく4タイプに分かれます。セルフ診断の方法が載っているのでチェックしてみてくださいね。

 エイジングによる変化からシャープさが失われる50代。服のサイズ選びは、「入るサイズ」より「体を綺麗に見せるサイズ」を。また「シンプル」は、華がなくなってくる50代以降には地味で老けがち、など大人の女性に寄りそったアドバイスが役に立ちます。骨格バランスタイプ×パーソナルカラーで、個性をより輝かせる、大人スタイルの提案が満載の1冊です。

文=泉ゆりこ