ちょっと変えるだけ! 家事のムダがごっそり減らせるコツ
更新日:2018/4/16
掃除、洗濯、食事など、女性の1日の平均家事時間は約3時間。仕事や睡眠の時間などを考えると、家事3時間は決して短い時間ではありません。できることなら、もっと家事の時間の短くして自分のために、家族のために使えたらいいですよね。「いっそ全部の家事が消えてしまえばいいなあ…」と思う人たちの願いを叶える『ムダ家事が消える生活』(本間朝子/サンクチュアリ出版)が刊行されました。
本作の著者は、TVや雑誌でも活躍する知的家事プロデューサーの本間朝子さん。彼女は自分自身が家事と仕事の両立に苦労した経験から、時間とムダな労力を省く「知的家事」という家事メソッドを生み出しました。知的家事メソッドで「時間がない」「家事が大変」と嘆く人たちの家事悩みを解決してきた本間さんが今度はムダ家事をなくして、がんばらなくてもラクとキレイがずっと続くコツを大公開しています。
■当然のようにやっているけれど実はやらなくてもよい「ムダ家事」
普段当たり前のようにやっているけど、よくよく考えてみたら「ムダだなぁ」と感じている家事に終止符を打つ! 本書ではそのためにできることを、片付け、掃除、洗濯、台所、データや書類整理の5項目にわけて具体的に提案しています。実際にこの本で紹介するコツをやってもらったところ92%の人が「ムダ家事が減った」という回答したそうです。それでは、本書の中から誰にでもすぐにマネできるムダ家事を消すコツをいくつかピックアップして紹介していきます。
■掃除のムダが消える冷蔵庫の掃除をなくすコツ
調味料やドレッシングなどを保管することの多い冷蔵庫のドアポケットは、液だれがつき汚れやすい場所です。中身を取り出して、拭き掃除するのはなかなか面倒です。しかし、ドアポケットに四隅を立たせたキッチンペーパーを敷いておくと、汚れを予防してくれます。液だれなどで汚れたら、キッチンペーパーを取り換えて掃除完了です。これと同じように、土や葉で汚れがちな野菜室には包装紙や新聞紙を敷いておけば、汚れの予防になります。汚れないように工夫すれば、掃除の手間は省けるわけです。
■片付けのムダが消える郵便物を溜めないコツ
ダイレクトメールなどの郵便物を溜めないためには、家に帰ってきたら、すぐに処理してしまうのがいちばんです。郵便物を開封して、不要ならその場でゴミ箱へポイ。このとき、ゴミ箱の近くにハサミをセットしていれば、ハサミを探す手間が省け、その場で封を開けることができます。ハサミのように使用頻度の高いアイテムは複数用意して、よく使う場所にセットしておくことで、わざわざ取りに行く、どこにあるか探すといったムダな時間と労力を省きます。
■洗濯のムダが消えるたたむ時間をなくすコツ
家事の中でも洗濯はなかなかの厄介者です。洋服を洗って、干して、たたんで、しまう、この作業がとにかく面倒です。洗濯の工程を最後までやりきれず、洗濯ものをとりこんで、そのまま放置…なんてこともあるのではないでしょうか。だから、本書ではいっそハンガーにかけたままクローゼットに収納する方法をすすめています。ハンガーにかけられるものはかけて干して、乾いたらそのまま収納すればたたんで収納するよりもラクチンです。
毎日の生活の中に潜んでいるムダ家事。いつもの家事をちょっと引いて見てみると、きっとそれが本当に必要なことなのか見えてくるはずです。本書ではムダをなくしてラクとキレイがずっと続くコツが115個も紹介されています。働きながら、子育てしながら、やってもやっても終わらない家事を毎日がんばっている人にぜひ手に取ってほしい一冊です。
文=なつめ